若手現場監督の育成支援を通じて建設業の未来を切り開きます

新人現場監督に実行予算書は必要か?

藤原 眞哉
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藤原 眞哉
新人・若手現場監督育成支援 アーキラーニング合同会社 代表 現場監督として20年以上のキャリアを積む。 新人・若手の成長には早期の基礎教育が必要不可欠という信念のもと、 世界一わかりやすい基礎講座を目指している。

こんにちは!

新人・若手現場監督の教育、育成について
日々研究の藤原です。

今回はSQDC管理のC(原価)についてです。

SQDCは、
S(Safety:安全)
Q(Quality:品質)
D(Delivery:工程)
C(Cost:原価)
なんですが、ふつうはQCDSの順が一般的みたいです。

私は以前にも書きましたが、記事はこちら

SQDCの順で使ってます。

で、新人現場監督に実行予算書は必要か?
ですが、

あなたはどう思いますか?

現場の要(かなめ)ですよね。

主任以上の立場になってからでいいんじゃない?




その答えは、
必要かどうかは、持ってるか持ってないかによる!
です。

ようするに、使わないから不要だろうとか、
もしかしたら必要かもしれないとか

ではなくて、

まず、持たせるのが大事なんですね。

 

最初はほとんどわからないけど、、、

実行予算書は、現場所長が現場の原価管理のための
根本となる書類ですよね。

だからせいぜい副所長とか主任以上の立場で、
多少業者との折衝や、部分的な予算管理をする、

お金を多少なりとも動かす立場の人しか
渡されません。

新入社員から数年の若手社員は、まず渡されない。

予算はわからないだろうという理由で。

でもですね、原価の管理も大事だ!とか
無駄遣いするなとか、言ってもですね

ピンとくるわけないです。

まったく実態がわからないんですから。

それでも実行予算書を持たせるべきです。

もちろん、

「これ、実行予算書。大事な書類だから業者に見せるなよ、以上!」

これじゃ、ダメですよ。

基本の説明、つまりここは何の数字が
書いてあるのか説明はしないとだめです。

これは数量で、これは単価で、とか。

そうすると、数量とか、細かい項目とか、
少しづつ見るようになります。

あれ、この金物、設計図のどっか載ってたかな?

根切り土量、自分の計算とぜんぜん違うな、なんで?

これがですね、手元に実行予算書がなかったら、
まったく自分から、数量とか積算項目に関心持ちません。

所長の後ろのキャビネットにあって、いつでも見ろよと
言っていても

わざわざ見ません。

ましてや、

「ちょっと勉強のために予算書見せてもらえますか?」
なんて新人、いるわけありません。

これが自分の手元に持っていれば、
なにかの拍子に見ることがあります。

そのうち数量だけでも一部見るようになります。

しかし、次のことに注意が必要です。

 

お金の管理を期待してはいけない

新入社員から数年の若手現場監督に、
原価管理を期待するのは、早すぎます。

実行予算書を持たせるのは、

項目や、数量や、大まかな単価とか

そういうものなんだなーぐらいの理解を
してもらうためです。

そして、少しずつでも原価管理について
関心を持たせたいなら、

繰り返しの指導が必要です。

例えば、

毎月、請求処理をして、お金の動きを
予算管理ソフトなどに入力し、更新していきますよね。

その月のお金の動きを、月1回、職員全員に
発表する。

今月は、この常用がちょっと多すぎて〇〇万円だった、あと△万円が
使える予算だ、とか。

月に1時間でも時間をとって、原価勉強会のような感じで、
新人を含め、全員で共有する機会をつくっていけば

少しづつでも、新人監督に関心と、理解と、自覚
生まれます。

原価管理は、ゆっくりじっくり教えるのが
いいと思います。

 

新人現場監督に実行予算書は必要か?

必要です!

それは、原価管理をしてもらうためでは
ありません。

現場を構成している要素(項目)

どれくらいの数量

どれくらいの単価

それぞれに関心をもったときに、辞書のように
使ってもらうためです。

そのためには、手元に持っていてもらわないとダメなんです。

今回も読んでいただき、
ありがとうございました。

アーキラーニングは、若手現場監督の育成支援を通じて、
建設業の未来を切り開きます。

 

 

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