新人・若手現場監督が、打合せをリードできない3つの理由!

若手現場監督育成支援アーキラーニング
こんにちは!

新人・若手現場監督の教育・育成について
日々研究の藤原です。

 

一日の限られた時間の中で、
新しい習慣を取り入れたいとき、

あなたはどうしてますか?

ひとつの考え方として、
特別感をできるだけなくす・・
というやり方もあります。

例えば今までの習慣のバリエーションとして
組み込みなおすとか。

次回、もうちょっと具体的な
説明しますねー。

さて、今回はSQDCテーマです。
毎日の作業打合せについての話です。

建築現場では、
いろいろな打ち合わせがありますが、

毎日の作業をスムーズに流していくための
大事な打ち合わせがあります。

それが、
作業打合せです。

新人・若手が、この打合せをリードできるのが
理想なんですが、

なかなかそううまくはいかない。

なぜなら・・・

新人・若手が打合せをリードできない3つの理由!

というものがあるからなんですね。

その3つの理由とは・・・

引っ張りませんよー
さっさと言ってしまいます。
それは、

①準備不足
②進行手順を決めていない
③要所での宣言がない

この3つが、
うまく打合せをリードできない、
大きな理由です。

もし、
リードできないまま作業打合せを
続けていると、

その監督に対する信頼度が、
下がり続け、

誰も頼ってこなくなる・・
そんな監督として致命的な状況になってしまうんです。、

絶対避けたい事態ですよね。

では、
どうすればよいのか?

それぞれを補えばいいわけなんですが、

具体的に書くと、

1.事前に巡視する
2.進め方を決める
3.要所で場を締めるコトバを決めておく

ということです。

では詳しく書いていきますね。

 

作業打合せとはこういうもの

作業打合せとは、
毎日1回、
すべての職長さんと、現場監督が
一堂に会し、

その日の進捗と、
次の日の予定を調整する打合せです。

職長さんたちは、作業の合間をぬって
参加するわけですから、

1時間も2時間も時間をとるわけには
いきません。

15分から20分、
長引いても30分以内で、

納めないといけない、
スピード感を持った打合せなんですね。

現場の作業がスムーズに流れるか、
それとも、
あちこちで渋滞?が起こってしまうか・・・

この作業打合せにかかってるといっても
過言ではありません。

複数の作業の優先順位であったり、
搬入物の順序、時間、仮置き場所、
予定とずれそうな時の対処、方針など、

短い時間で、
確認し、決定していかなければならないことが、
山ほどあります。

それを、
チャチャチャーと
裁(さば)いていくのが作業打合せなんです。

 

準備不足と、その対策

ひとつめの理由
「準備不足」

ここでは、狭い意味での準備で捉えますね。

打合せを仕切っていくには、
最低限の判断基準が必要です。

AよりもBを優先させる理由
Cが遅れている理由
Dをスタートする理由

などなど、
その日の気分とか、なんとなくでは、
職人さんは納得しないし、動きません。

ここで言う準備不足とは、
判断するための根拠を
収集する準備が不足しているということです。

さまざまな判断の基準のもとは、

実際に現場で起こっている、それぞれの状況
そして、その状況を作り出している、
ひとつひとつの事実なんです。

それらを自分の目で見て
認識するという準備
していない、または不足しているために、

納得させるリアリティのある指示が
できないわけです。

では、
その対策は・・・

そうです。
事前の現場巡視ですね。

短い時間でも、何を見るかという目的を
もって巡視すれば、

多くの情報が手に入ります。

それらを、
打合せ前に、自分なりに使える要素に
言語化しておくことが必要です。

つまり、
□□なので、Aを優先させます・・とか、

〇〇だから遅れているようです。
至急△△してください・・とか、

現状を把握したうえでの、
根拠のある指示である!ということを、
示せるようにしておくということです。

 

進行手順を決めていないとは?その対策

打合せや会議は、
進め方を決めておかないと、

いつまでも結論がでないし、
無駄に時間がかかります。

作業打合せの進め方は、
いろいろな手順があります。

例えば、
各職の本日の進捗を発表してもらい、
そのあと次の日の作業予定を発表してもらう。

で、
発表した内容について、なにか問題が出たとき、
最後にまとめて対応するやり方、

または、その都度、対処して、
いくやり方・・・

最初に監督側の要望や指示を
話すやり方、

司会者が作業内容を話していって、
そのときに、質問や指示をするやり方・・・

などなど。

新人・若手が打合せをリードできない
ふたつ目の理由ですが、

ベストな、もしくはベターな
進め方を決めていないということがあります。

もともと行っていた打合せの進め方が、
あまり考えられてなかった・・・
ということもあります。

つまり、
ほとんど考えられていない、
打合せの進行手順のために、
だらだらーっとした、

締まりのない、重要なことを
話す時間もない、

マンネリ化した打合せ
なってしまっているわけです。

では、
どうすれば改善できるのか?

それは、
効率的な、効果的な進め方を、
よく考えて決めておく・・という
対策が必要です。

昼の作業打合せは、
非常に時間が短く、あまり延長できないので、

その場でやらなくていいことは、
極力事前にすませておくことが大切です。

各職に作業内容を発表してもらって、
それを書き留めていく・・・

無駄な時間ですよね。

あらかじめ、打合せまでに書いてもらっておいて、
重要度の高い問題から対処していくとか、

どうすれば短い時間で有効な
打合せになるか、

進め方をしっかり考えて
望むことが大切なんです。

 

要所での宣言がない・・とは?その対策

打合せが白熱すると、
あちこちから意見がでて、

収集がつかなくなるときもあります。

新人・若手が打合せをリードできない、
3つ目の理由

要所での宣言がない・・・というのは、

その場面を鎮める、とか、
次の場面に進めるためのコトバ・・とか、

そういうキッカケづくりが
できない、

それが理由です。

つまり、
流れをつくる、
コトバがないんです。

だから雰囲気や勢いだけで、
打合せが進んでしまい、

時間切れーとなってしまう。

では、
どうするのか

対策は、要所でのコトバを
決めておく・・

ということです。

ちょっと場が騒然としてきたら、

「はい!いったん静かにしてくださいね」とか、

意見がいろいろ出て迷走しそうなら、

「では、今回は〇〇を優先します!」とか、

「はい!ではこれでいいですね」とか、

言ってるコトバは、
ごく普通のコトバです。

ただそのコトバを、
少し大きな声で、
場を見渡しながら、

全員に届くように発する

それが大切です。

しかし、
新人・若手は、なかなかこういう
コトバで、場を締めることができない。

なぜなら、
そういう技術というか、
そういうやり方を教えてもらってないから。

こういうときは、
こういうコトバで場を転換する・・
などのテクニックを教えてあげれば、

彼らもしだいに場を仕切っていけます。
テクニックというほどのものではないですけどね。

 

まとめ:新人・若手現場監督が、
打合せをリードできない3つの理由

建築現場では、
日々の作業をスムーズに進めるための、
作業打合せがあります。

現場監督は、うまく打合せをリードして、
短くても効果的な時間とすることが求められます。

しかし、
新人・若手は、なかなかうまくリードできないんですね。
そこには3つの理由があるからです。

①準備不足
②進め方を決めてない
③要所で宣言がない

それぞれに対して効果的な
対策を講ずることで、

彼らが打合せをリードし、
監督としての責務を果たせるようになります。

その対策は、
1.事前の現場巡視
2.効果的な進め方を決める
3.要所での締めのコトバを決める

です。

これらは、それぞれ難しいことではなくて、
基本的な行動・考え方を組み合わせたものです。

先輩・上司は、新人・若手が自然にできると
ほっておくのではなくて、

適切なアドバイスやちょっとしたノウハウを
丁寧に授けてあげる必要があるんですね。

そのちょっとした指導で、
彼らの行動の結果は、

大きく変わっていきますからね。

今回も読んでいただき、
ありがとうございました。

アーキラーニングは、
若手現場監督の育成支援を通じて、
建設業の未来を切り開きます。

 

 

 

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