新人・若手でも、コスト意識は必要か!?

若手現場監督育成支援アーキラーニング
こんにちは!

新人・若手現場監督の教育・育成について
日々研究の藤原です。

 

人に話す、いわゆる講義形式のとき、
気をつけないと、

知らぬ間に,
話すスピードがあがってる
ときがあるんです。

話す様子を、録音や録画してみて、
定期的にチェックしてみるといいかも。

 

さて、今回はSQDC管理について。
そのなかのC、つまりCost 原価に
ついての話です。

一般的かどうかわかりませんが、

「若いときは、お金を気にせず、
 どんどん新しいことやれ!」
とか、

「若いうちは、採算度外視で
 大きなことやれ!」
とか。

ちょっとニュアンス違いますが、
このようなこと、

言われませんか?

ようするに、
早くからちっちゃくまとまるなー!
的な指導。

でも、
ほんとにそれでいいんですか?
という話です。

今回の提言は、

新人・若手でも、コスト意識は必要か!?

です。

さぁ、あなたは、
会社でどのように言ってますか?

お金は気にするな・・・
ですか?

結論です。

若いうちからコスト意識を身につけろ!
です。

なぜなら、

必要な立場になって、ゼロからコスト意識を
身につけていては、遅すぎるから・・・です。

では、詳しく書いていきますね。

 

お金を気にしなければ、大きなことができるのか?

そもそも、

お金を気にしなければ、

大きなことや、新しいことが、
バンバンできるのか?

まったく
そんなことありません。

逆に、制限がまったくないと、
創意工夫のキッカケがつかめない
というか、

何でもあり、自由、だと
かえって発想が広がらないことが
多いんです。

もちろん、
制限かかってないほうが、
なんでもできていい!

という人もいますよ。

しかし、
お金を気にしないことが、

大きいこと、新しいことに
チャレンジするために必要なこと・・・

ではないってことです。

 

お金を気にするのは、肝っ玉が小さいのか?

これも、
まったく当てはまりませんよね。

まあ、今回のお金を気にする、
というのは、

個人がケチケチするとかの次元ではなく、
原価や予算といった、

現場の予算をどう管理するか、
の話なので、

個人的に所有するお金どうこうの
話とは違います。

だから、
お金、予算のことを
堂々と考えていいんです。

というか、
考えないといけないんです。

 

後になるほど身に付きにくいコスト意識

で、後になるほど、
コスト意識って身につけるのが大変なんです。

たとえば、
入社して現場監督として、
5年経過したとします。

通常は主任クラスとなって、
多少業者と予算の話をしたりするようになる。

早ければ、現場の次席ということも
あり得ます。

5年間、まったくお金について
意識してなかったとしたら・・・

かたや、新人の頃から、
何かにつけて、コスト意識を持っていたら・・・

この差って、すごいですよ。

まったくお金を気にしないことが
あるんでしょうか?

実際は、そんなことはなく、
気にはしてます
ただ、具体的な金額で、
把握してるか、してないか・・・です。

材料や、手間、工賃などの
価格、費用について、

5000円、10,000円、
30,000円/kg、50,000円/人・・・

具体的な金額や、相場、
そういったものを見てきたか、

あぁ、余分に出費したなー程度の
認識しかしてこなかったか。

この意識の違いは、5年、10年で
とんでもなく大きな差を生みます。

だから、
いままでコスト意識がなかった人が、

いきなり予算管理、原価管理と
いったって、

業者の見積りが高いのか安いのか・・・

相場感が養われてないので、
根拠のある交渉ができないんです。

これ、けっこうツライです。

必死になって、予算書見て、
単価を覚えていこうとしますが、

単なる数字の記憶なので、
なかなかピンときません。

数年、予算管理の経験を積んで
ようやく、価格の納得感
出てくるようになります。

 

新人・若手でもコスト意識は必要か

数十年前の、
どんぶり勘定時代の建設業なら、

「若いうちは、お金を気にするような
 細かいことじゃダメだ!」

なんていうのもアリだったんでしょうが、

このご時世、
そんなバランスの悪い管理は
通用しません。

そして、
大きいことを考えるのも、
新しいことに気づくのも、

お金を気にするしないの
問題じゃないんですね。

お金、コスト意識というのは、
若いうちから意識すべき重要項目
であるし、

先輩は、絶対に指導すべき
大事な要素です。

教えるのは、早ければ早いほうが
いいです。

すべてのことを、
コスト意識をもって見れるようになりますから。

現場のさまざまな場面で、
コストと結びつけて考えることは、
自然であり、必要不可欠です。

新人・若手のうちから、
日常業務を通じてコスト意識を
高めていけるように諸先輩は指導しましょう!

今回も読んでいただき、
ありがとうございました。

アーキラーニングは、
若手現場監督の育成支援を通じて、
建設業の未来を切り開きます。

 

 

 

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