若手現場監督の育成支援を通じて建設業の未来を切り開きます

外壁吹付で、監督が主導権を奪われるとヤバイ!

藤原 眞哉
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藤原 眞哉
新人・若手現場監督育成支援 アーキラーニング合同会社 代表 現場監督として20年以上のキャリアを積む。 新人・若手の成長には早期の基礎教育が必要不可欠という信念のもと、 世界一わかりやすい基礎講座を目指している。

外壁吹付は監督が主導権を握らないとヤバイ

若手現場監督育成支援アーキラーニング
こんにちは!

新人・若手現場監督の教育・育成について
日々研究の藤原です。

 

どの道を選ぶのかより、
選んだ道をどう生きるかよ。
ブリジット・バルドー フランスの女優

どの道か選ぼうとすると、
次々と新しい選択肢がでてきて、
なかなか決められない。

この道をゆくと覚悟を決めて、
どうやるか考えるほうが、
後悔がない・・と思う。

 

さて、今回は仕上テーマです。

外壁吹付工事における話。

建築工事だと、
この外壁吹付工事が終わらないと、
外部足場が解体できない。

工期的にもキモとなる工事なんですね。

ところが、
意外と吹付業者さんまかせで、
工事が流れていくことがあります。

そこで今回の提言は、

外壁吹付で、監督が主導権を奪われると
ヤバイ!

です。

監督が主導権を握らないと、

・工程が延びる
・手戻りがでる
そして、
・若手監督が成長しない

という影響がでます。

これらの問題は、
ほっておいても自然に解決するものではなく、

意識して対策を講じる必要があります。

そして、
この問題を解決する重要なカギは、
予見と予防策となります。

どのように解決していくのか、
詳しく書いていきますね。

 

工程通りに進まない要因

吹付工事が、工程通りに進まない要因、

まず、ひとつめは、
前工程が完了していない・・・です。

たとえば、
下地の補修が終っていない・・
必要な足場がない・・
雨対策(樋の接続)ができていない・・・

などですね。

これらの要因の、
もともとの原因は何なのか・・

それは、
事前確認が足りない、もしくは
まったくしていない・・ということです。

そのため、
吹付工事の段取りに入ってから、
急遽できない・・となって、

予定を変更するしかなくなってしまう。

ふたつめは、
他の職種の工事と、かち合ってしまう。

どういうことかというと、

吹付作業を進めていくと、ある時点、エリアに
来た時に、他の業者が施工中という場合。

その他の業者も、予定通りの工事であり、
途中でやめたり、変更ができない・・。

やむなく、吹付工事の予定を変更・・・

これも、先ほどと原因が似てますが、
全体の工程を確認していない

そもそも他の工事工程を
把握していないか

計画した工程自体に問題がある。
これは、もう論外ですが。

で、かち合ってから
「あ、そうだった・・」
となるわけです。

いずれも、吹付工事に着手して、
しばらくすると、ストップ、

予定変更・・となるわけです。

職人さんからしたら、
段取りの時間ばっかりかかって、

ぜんぜん進んでいかないので、
いい加減ウンザリです。

で、
自分たちで支障なく吹付を
進められそうなエリアを探し、

独自のスケジュールで、
進めていこうとするんです。

そのため、
計画した工程通りには、
吹付工事が進まなくなっていきます。

 

手戻りがでる要因

で、吹付業者が、
独自路線で計画しながら、
吹付を進めるようになると、

そのほうが、うまく現場がまわるような
気がしてきます。

ところがですね、
あくまで、吹付業者さんの都合優先
進むわけです。

これは、彼らが特別悪いということではなく、
工程管理できていない現場が悪いんですが、

当然、下地自体の補修やシーリングさえ
終っていれば、吹付は可能です。

なにが言いたいかというと、
「え?この状態で吹付しちゃったの?」
という場面が、でてくるんです。

先付けすべきモノが付いていない・・・とか、
吹付前に作業させたかった作業が、
後回しになった・・・とか、

工程上ベターである流れが、
まったく考慮されない順番になってしまう。

そのため、
手戻ってやらなければならなくなる
ことがあるんです。

吹付業者さんに、
そこまで考慮してもらうのは、無理だし、

そもそも管理すべき監督が、
追いついてないわけなので、

吹付業者さんを責めるわけにはいきません。

やはり、
総合的に考えた工程に
載せていくことが本来なんです。

 

若手監督が成長しない要因

いちばん大きな弊害が、コレです。

業者さんが主導権を握って、
独自路線でスケジュール組み出すと、

現場は、後手後手で段取りを
組むことになります

特に、
担当者が若手現場監督だと、

途中で軌道修正できなくて、
最後まで、御用聞きのような
立場になってしまいます。

なんとか工期内に吹付工事が
終っても、

その感想は、
「バタバタだけど、なんとか間に合った、ホッ」

というような低次元の安堵感だけ。

これでは、
管理技術は身につかないし、
成長なんて、いつのことやら・・・ですね。

 

予見・予防対策がカギ

以上の、悪影響、不具合は、

結局、確認不足に端を発してます。

じゃあ。
なんでちゃんと確認しておかないの?

そう思いますよね?

その理由は、
確認すべきことが、頭に浮かんでないから。

つまり、
予見がないからです。

予見とは、
物事が起こる前に
あらかじめ見通して知ること・・
とあります。

ようするに、
想像してシュミレーションする、

その訓練が足りてないんです。

それを身につけるには、

やはり、
経験豊富な先輩の導きが必須です。

「これ・・こうでいけると思うか?
 〇〇しといたほうが良くないか?」

とか、

「〇〇の工程は、頭に入ってる?
 ここでかち合うことないか?」

といった具合に、
予見を鍛えるアドバイスが
ホント有効になってきます。

その予見に基づいて、
さまざまな対策を事前に行う、

それが予防策です。

スムーズな吹付工事の流れを、
阻害しそうな要因を、

前もって解消しておく、

すべては、事前の
想定と対策です。

逆に、
これがある程度できていれば、
そうそう大きな問題は起きませんよね。

 

吹付工事で、監督が主導権を奪われると、
かなりヤバイ

吹付工事は、
かなり工期が押し迫ってきてるタイミングで
施工することが多く、

足場解体のスケジュールに大きく関係します。

そんな重要な工事なのに、
事前確認が足りなくて、

主導権が吹付業者に握られてしまう
ことがあります。

そうなった場合、
さまざまな影響がでてしまうのは
当然なんですが、

そうならないための、
重要なカギがあるんです。

予見と予防策。

現場管理においては、
この2つを徹底すれば、

ほとんどの問題は解決します。

だからこそ、
経験豊富な先輩監督は、

若手に少しでも早く、
教え込まないといけません

でないと、

ほんとヤバイです。

今回も読んでいただき、
ありがとうございました。

アーキラーニングは、
若手現場監督の育成支援を通じて、
建設業の未来を切り開きます。

 

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藤原 眞哉
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