若手現場監督の育成支援を通じて建設業の未来を切り開きます

サッシ取付まえのチェックについて考える

藤原 眞哉
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藤原 眞哉
新人・若手現場監督育成支援 アーキラーニング合同会社 代表 現場監督として20年以上のキャリアを積む。 新人・若手の成長には早期の基礎教育が必要不可欠という信念のもと、 世界一わかりやすい基礎講座を目指している。

こんにちは!
若手現場監督の育成について
日々研究の藤原です。

今回は、サッシ取付まえのチェックについて
考えてみたいと思います。

サッシ製作図ではなく、
現場取付にかかわるチェックについてです。

まず準備として、基準の墨をだしますよね。

水平と垂直、平行の3次元で。

そして、以下の順でチェックをしていくと思います。

1.サッシ開口自体の大きさチェック
2.サッシ開口の位置のチェック
3.まぐさ、だき、窓台部分のはらみチェック
4.水切りや沓摺(くつずり)の欠き込みチェック
5.取付位置や斫り範囲の記入

だいたいこんな感じだと思うんですが、

この中で、新米、若手現場監督にとって
一番難しいのは、何だと思いますか?





はい、正解は
5.取付位置や斫り範囲の記入が一番むずかしいのです。

私がそう思う理由を解説していきたいと思います。

チェックに客観と主観が入り混じる

1から4のチェックは
数字の確認、もしくは有無の確認なので
万人共通、つまり客観的チェックなんですが、

5の取付位置や斫り範囲の記入については
人によって許容度合いに差がある、

つまり主観的チェックなんです。

もうちょっとかみ砕いていきます。

サッシの大きさ→サッシ図に寸法が載っています。
        例)w1400 x h1200 など。
        その寸法に対して5mm大きい
        10mm小さいとわかります。

サッシの位置→サッシ図に取付位置が載ってます。
       例)X1通りから500、サッシ高さは
         FL+2,100など
       その位置から5mm寄っているとか
       10mm下がっているとわかります。

はらみなどの寸法→墨、レベルから測れば
         3mmとか7mmとか数値がでます。

欠き込みなど→躯体図・サッシを見れば、必要な
       欠き込みがわかりますし、現地で
       所定の欠き込みなどがあるかどうか
       見てわかります。

という具合に、誰がチェックしても、
つまり新米監督でも、ベテラン監督でも

結果は、ほぼ同じですよね。

ところが、

取付位置や斫り範囲の記入は、
判断が求められるんです!

かんたんに言うと、

10mmずらせば、斫らずに納められるな、、、とか

逆に、斫りたくないから、10mmずらせるかな、、、とか

5mm内に入れても、間仕切りと干渉しないな、、とか

チェック者それぞれの基準と照らし合わせて
最終的な判断を下すわけです。

経験の少ない、もしくはほとんどない若手、新米監督には
かなりハードルが高いですよね。

客観化する

じゃぁどうすればいいの?
という話です。

経験積んで自然に判断できるようになるまで
上司にチェックをおまかせしますか?

そしてできるようになるのは、いったい何年後?

そんなのんびりしたこと、言ってられませんよね。

結論としては、

脳内判断基準を数字に変換して、客観化する、、です。

客観化という言葉があるかどうかわかりませんが、
誰にでも同じように判断できるようにする必要があります。

その現場ごとというより、会社単位で
無理やりでも数値を決めておく

それぞれの場合の対処法を具体的に
決めておく。

そして、一番これが大事だと思いますが、

新米・若手が1人で判断できるようになるまで
一緒にチェックする。

チェックマニュアルを作っても、じゃあこれで、、、
というわけにはいきません。

なぜそうなのか、という説明が必要だし
イレギュラーも出てくれば、都度判断の
根拠を理解させないといけない。

最初の助走を、丁寧に付き添ってあげれば、
その後の独り立ちも早まると思います。

サッシ取付まえのチェックについて考えてみたところ

チェックのネックとなっていたのは
主観的な判断だと私は考えました。

いかにこの部分を客観化できるかが
新米・若手現場監督の、チェック上達のキモ
だと思います。

毎回必ず、その数値判断によるとは
限りませんが、

できる限りの判断基準の共有は
必要だと思います。

今回は、以上となります。

お読みいただき、ありがとうございました

アーキラーニングは、若手現場監督の育成支援を通じて
建設業の未来を切り開きます。

 

 

 

 

 

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