現地調査で見落としをなくす王道とは?

こんにちは!

新人・若手現場監督の教育・育成について
日々研究の藤原です。

今回は、現地調査についてです。

現場事務所を建てて乗り込む前に、
事前調査をしますよね。

状況写真、境界杭、隣地の様子、電柱・電線、埋設物、、、

めちゃくちゃたくさんあります。

しかも同じ状況の現場なんてありませんから
いつもゼロからスタートです。

現場事務所がないので、会社から現地に行って
調査したら会社へ戻る。

で、会社で資料をまとめていく。

すると、

あれ?ここどーなってたかな?
むむ、あれを調べ忘れたな、、

次また行ったときに、、、

あなたはそういう経験ないですか?

私は何度もありました。

近ければいいですよ。
でも行って戻るだけで半日以上とか、

そうすると、乗り込んでからじっくり
調べるかー

ありがちです。

でもいったん現場に乗り込んだら
やることどんどん出てきますよね?

できれば、事前調査なんだから
事前に終わらしておきたいもんです。

で、

今回のテーマ

現地調査で見落としをなくす王道とは?

大きくは2つ


当たり前といえば当たり前ですが、、


それは、

1.調査項目のチェック表をつくる
2.事前に調べられることは事前に調べる

当たり前のことと、ちょっと意味不明なこと、、
そう思われましたか?

じゃあ、説明していきます。

 

項目をまとめてしまうとダメ

記事の最初のほうで、いろいろ
項目あげましたよね。

状況写真、境界杭、隣地の様子、電柱・電線、埋設物、、、

↑この項目のままチェック項目としては
ダメってことです。

例えば、
1.状況写真(敷地・周囲)
2.周辺の障害物(電柱など)
3.道路

↑こんなんじゃ見落としてくれと
いってるようなもんです。

つくるなら、

1.写真、
遠景(東向いて)
遠景(西向いて)
遠景(北向いて)
遠景(南向いて)
近景(東向いて)
近景(西向いて)
近景(北向いて)
近景(南向いて)
境界杭A(周囲が移るぐらい)
境界杭A(接写)
境界杭B(周囲が移るぐらい)
境界杭B(接写)
などなど、、、

この通りの表記でなくても
敷地遠景(東・西・北・南)

こんな感じでもいいです。

できれば、1項目ごとに
整理番号を振っておくのがベストです。

S1-01遠景E
S1-02遠景W みたいに。

そうするとあとから資料まとめるのに楽ですね。

とにかく調べる項目を細かく1単位ごと
チェックできるようにつくる。

書籍などでもチェック項目が載ってますよね。

それを大項目でつくらないというのが大事です。

逆に、チェック表をつくる段階で
頭を振り絞って、項目を抽出し尽くす!

ここで、適当に流すと、
2度手間3度手間になります。

 

事前にやれることはないか

いまやインターネットで、
けっこうな情報が手に入ります。

たとえば

グーグルマップのストリートビュー

現地の大まかな映像は見ることができますよね?

隣地の建物や、電柱、電線、
周辺道路など。

あくまで参考程度かもしれませんが、

ここは念入りに確認しといたほうがいいな、、とか
この道路、ちょっと警察に確認必要かも、、とか

現地に行く前にいくつか要注意ポイントが
みつけられます。

あとは、役所や水道・電気・ガスなどライフライン関係の窓口。
訪問の予定を組んで、電話で予約しておく。

いきなり行ったら担当者不在とか、
こんな書類が事前に必要だったとか、

一本事前に電話してみるだけで、ロスが減らせるもんです。

 

現地調査で見落としをなくす王道とは

それは、
見落とさない仕組みを作っておくことです。

その方法は、大きく2つ。

1.調査項目のチェック表をつくる
2.事前に調べられることは事前に調べる

ひとつめは、
とにかくすべきことは全部かく。

たとえば、
敷地の周囲や敷地内の高さを測るなら、
配置図で測定ポイントをすべて決めておく、、など。

ふたつめは、
現地に行かなくてもできることをどんどん見つけて
実行しておく。

当たり前のことですが、それを当たり前に
やるのが王道なんですね。

今回も読んでいただき、
ありがとうございました。

アーキラーニングは、若手現場監督の育成支援を通じて
建設業の未来を切り開きます。

 

 

 

 

 

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