こんにちは!
新人・若手現場監督の教育、育成について
日々研究の藤原です。
今回は、新人現場監督に初めてチェックを
教えるときの注意点です。
例として、外壁タイル施工前のチェックについて。
新人現場監督の初めてのチェック、先輩はどこまで付き添うべきか?
あなたは、どうされていますか?
結論は、
↓
↓
↓
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最初から最後まで付き添うが正しい。
日をわけて数回で行う場合、
理想はそれぞれ全部。
どーーしても時間がとれないなら、
最初の一回をしっかり全部。
最初の10分だけで、
こんな感じでやっといて、、、
だめです。これじゃ。
10%もわかってない
相手が、新入社員や、2、3年の新人で、
初めて経験する場合、
最初に説明しますよね。
で、どれだけ理解できてるか、、、
おそらく10%も理解できてないです。
そもそも最初の説明、全部網羅できませんよね。
サッシのダキは、これくらいなら塗りで対処する。
この足場つなぎ、後から補修できない位置だな、、とか
チェックしだしたら、どんどん判断すること
出てきますしね。
これが、「いやー、実は自分でチェックするのまだ2回目なんです。」とか、
「何回かは先輩について回ったことあるんですが、、」とか
それであれば、丁寧な説明で
30%~50%ぐらい理解できます。
多少の経験があるため、すでに得ている知識・経験に
照らし合わせて不足を補う感覚なので。
これが予備知識ゼロの場合、
過去の経験がありませんから、
照らし合わす元がありません。いわゆる
「ピンとこない」状態です。
100聞いて、100を覚えられるって
そんな人いませんよね?
あなただって、何回も繰り返して
覚えていったはずです。
だから、最初に10分説明して
送り出すというのは、
ほとんど無知でチェックさせてるのと
同じなんです。
それに対してあとから、
「何見てきたんだ?」というのは、
理不尽ということです。
基準のすり合わせをする
最後まで付き添う理由がもうひとつ。
判断のための基準のすり合わせをするためです。
新人現場監督とベテラン現場監督。
判断の基準は、違います。
ベテラン同士でも違います。
最後まで一緒にチェックをしていけば、
これは〇だな、これはちょっと△、
これは×だし、直しだな、、など。
判断の回数が増えますので、
すり合わせの回数も当然増える、
判断基準の乖離(かいり)すなわち
両者のズレが小さくなり
精度が上がっていくということです。
新人にとって、判断基準例の蓄積
これが最も大事です。
この程度は〇で、この場合だとやはり×かー。
最初の段階で、こういったチェック基準の
すり合わせを念入りに行っておくと、
次回以降、知識の吸収率がどんどんあがります。
これが、ちょろっと教えて放置、
ちょろっと教えて放置だと、
知識が断片的で、確固たる判断基準が
構築できないままです。
結局、ぽわーんとした
なんとなくわかってるような、実は
あんまりわかってない、、、となってしまいます!
新人現場監督の初めてのチェック、先輩はどこまで付き添うべきか?
最初から最後まで付き添うべきです。
先輩であるあなたの説明は、
10%も伝わってません。
10%の理解をを、20%、30%にあげるには、
繰り返し教えることができる、付き添いの長さが必要です。
そして、先輩であるあなたの判断基準を
部下の新人監督が身につけていき、
その精度をあげるためにも、
最初のチェックは最後まで付き添い、
あなたのノウハウを惜しみなく提供しましょう。
タイルといいながら、ほとんど
書いてませんね、、、
別の機会でまた、取り上げます!
今回も読んでいただき、
ありがとうございました。
アーキラーニングは、若手現場監督の育成支援を通じて、
建設業の未来を切り開きます。