朝礼では新人・若手現場監督に発言を集約させる!

こんにちは!

新人・若手現場監督の教育・育成について
日々研究の藤原です。

今週はずーっとあったかいみたいです。
もう三寒四温も終わって、ほんと春って感じですね。

自転車で走ってても気持ちいいです。

さて今回は、SQDC管理について、
その中の朝礼について書いていきます。

あなたの現場での朝礼の
流れはどんな感じでしょうか?

ちゃんとした朝礼台とマイクありですか?

それとも、ずらーっと職人さんが半円状に
職員を囲む感じですか?

会社のカラーや現場の規模で
いろいろ変わるでしょう。

その朝礼の中で、意識したい
育成ポイントのひとつ、

新人・若手現場監督に
発言を集約させる!

どういうことかというと、
朝礼のなかで職員からの注意事項や連絡事項を
発表(発言)するパートがありますよね?

そこで、他の職員、特にベテランや所長が
話し過ぎないということです。

これに気を付けないでいると
どうなるか?


これほんとヤバイです。


新人・若手現場監督が無力感を覚え、
力を発揮できなくなる!

なにをおおげさなーと思いましたか?

そんなことでくさってて
どうするんだ!とあきれましたか?

けっしてオーバーな話ではないし、
些細なことも積もれば致命的なダメージになります。

ではくわしく見ていきます。

 

朝礼の流れ

1.ラジオ体操
2.整列
3.職人側発表(会社名・作業内容・
      搬出入予定・人員・注意事項)
4.職員側発表(連絡事項・注意事項)
5.安全コール
6.解散

だいたいこんな感じではないでしょうか?

今回の話は、4番です。

朝礼は司会がいて進行します。
職長会が主催で、司会も職長の場合もあります。

ただ多くは、社員(職員)の司会で行われ、
その司会は、新人・若手現場監督のローテーションですね。

 

新人現場監督の発表は頼りない

度胸満点でどうどうと司会をする新人も
ごく稀にいますが、

だいたいベテランから見たとき、
頼りないと感じます。

声が小さい、、
早口でわかりづらい、、
周りを見ず、日誌を注視している、、
内容が不足している、、、

などなど、
あげだしたらキリがないですね。

ベテランから見たら穴だらけ、
そりゃそうです。経験も違いますし。

そこで、ベテランや上司はこう
考えます。

「フォローしないとな!」

当然そうでしょうが、フォローの
仕方が問題です。

 

ベテランの発言ですべて上書き

司会の新人現場監督が、
こう聞きます。

「他に何かありますか?」

ここぞとばかりにベテラン職員が
出てきます。

「今、〇〇君が言いましたが、、、、」
「補足しますが、、、、、」

新人現場監督の発言の倍の量を
堂々と発言します。

結果、さきほどの新人現場監督〇〇君の発言は、
すべてベテラン職員の発言で上書きされます。

聞こえやすく、正確な内容、
現場管理的には、正解でしょう。

でも、新人現場監督の
心理はどうでしょうか?

 

自分が話す意味、ないのでは?

同じことまた先輩が言ってる、、、
補足の方が長いし、、、

うまく言えたとは思わないけど、
なんだかなー

こんな心理が芽生えてるかもしれません。
いや、ふつう芽生えるでしょ。

あなたも自分に置き換えて
考えてみてください。

自分の言ったことを
言葉は変えても同じ内容で
よりよく話される、、、

ちょっとくさりますよね?

テンション下がります。

これが毎回毎回起こるとしたら、
「やってられない」となります。

どうせうまく言えないし、、
どうせ誰かがフォローするし、、、

こういう思考になってしまうと、
力を発揮しようとは思わなくなります。

 

新人・若手現場監督に発言を集約させる

では、どうするべきなのか?

フォローするのはいいんです。

ただ、それは新人現場監督本人に対して
行わないとダメです。

どういうことかというと、

朝礼前に、どういう発表をするつもりか、
事前にすり合わせる、

内容が不足しているようなら、それを
指摘して補わせる。

声が小さいなら、マイクを用意する。

なるべく日誌を見ないで、周りを
見るようアドバイスする。

など、事前に内容を確かめておき、
うまく話せる状況をつくり、

他の職員が話しすぎないよう、
発言を新人に集約する。

他の職員が、補足、補足と
発言をかぶさなくてすむよう

段取りを組むのが正解です。

それでもなかなかスラスラ話せないかもしれませんが、
内容がしっかりしていれば、

職人さんも、〇〇君はおどおどしてるけど
言ってることはマトモだなーと感じます。

大事なことは、ベテランがでしゃばって正論吐くのではなく、
新人が表になるよう、陰からフォローすることです。

今回も読んでいただき、
ありがとうございました。

アーキラーニングは、若手現場監督の育成支援を通じて
建設業の未来を切り開きます。

 

 

 

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