こんにちは!
新人・若手現場監督の教育・育成について
日々研究の藤原です。
花見のシーズンです。
私はまだ行ってませんが、
先日家族で散歩したときに、どこかのお宅の庭先?で
ちょこっと桜が咲いてるのを見ました。
まだ開花がどうこうというニュースの前だったので、
まったく意識してなかったんですが、
思わず出会えて、
ちょっとうれしかったですねー
さて、今回は施工テーマです。
ちょっとマイナーな目地棒について
話していきます。
まず使うのは型枠工事。
そして左官工事ですね。
ただ基本は、型枠の段階で、
漏れなく配置されていること。
部材としては、小さなモノですが、
ちょっと抜けただけで、
そのフォローにはけっこう手間ヒマかかりますよね。
なので今日の要点は、
新人現場監督に伝えたい、目地棒の大切さ!
でいきます。
そして、大切さを伝えるときに
意識してほしいこと、
それは、
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↓
↓
これは目地棒にかぎったことでは
ありませんが、
↓
↓
意味がわかってこそ、
必要なモノがわかる!
ということです。
だから、目地棒のチェックと
いっても、
図面のここに入ってるから、
ここには入ってないから、
といった機械的な有る無しの
確認をさせているだけでは、
ダメだということです。
そもそもここに目地棒がある理由、
この位置である意味。
それらを最初にわかってないと、
図面が間違ってた場合、
そのミスに気づけず、
後から目地をつくるという
大変な手間が生じるわけですね。
目地棒の意味を教える
例えば、ヒビ割れ誘発目地。
目地で欠損させ、あえて弱いところをつくって、
意図的にそこにヒビを生じさせる目的、、、
あるいは打ち継ぎ目地
コンクリートの高さの目安にしつつ、シーリングによって
止水効果をもたせる、そして意匠的なアクセントも兼ねる、、、
化粧目地
完全な意匠上のアクセント、、、
などなど、
その目的によって、
大きさも断面形状も違ってきます。
そのへんの理屈というか、意味を
最初に教えておく必要があります。
目地棒を忘れると後処理が大変だと教える
これは2つの意味があります。
ベテラン現場監督から新人現場監督に対してと、
新人現場監督から型枠大工さんに対して、、、です。
最初の新人現場監督に対しては、まぁ当たり前というか、
墨を出して、斫って、左官で直して、、、
単純に手間と時間とお金が余計にかかるわけですよね。
現場としても大きな損失です。
その辺を理解してもらうってことです。
で、2つ目なんですが、
型枠大工の職長さんは、もちろん目地棒の重要性をわかってます。
あとで手直しの費用を会社に請求されたりしますから。
この場合教えるのは、職長以外のひと、
特に経験浅めの職人さんに対してです。
この経験浅めの大工さんは、目地棒の意味を
そこまで理解してない場合が多い。
で、親方に言われて目地棒を入れていくパターンです。
だからウッカリミスで入れ忘れても、
「ごめーん」くらいの感覚だったりします。
目地棒の使い分けの意味も
わからない。
そういう職人さんに注意する立場の新人現場監督が、
同じように意味がわかってなかったら、
「今度から気をつけまーす」
「ほんま気をつけてねー」
それくらいの責任感のない会話で
終わってしまう可能性があります。
だから
意味と目的、そして忘れられた場合の
結果の大変さを伝える必要があるんです。
新人現場監督に伝えたい、目地棒の大切さ
それが何のためなのか?
なぜそうじゃないとダメなのか?
これらについての説明・理解なしに
他人にその重要性って説明できませんよね?
自分でわかってる必要がある、、ということ。
意味がわかってこそ、
ここにはこれが必要、、、
そこはそれではなく、これでなければ意味がない、、、
そういう判断ができるようになっていくんです。
今回も読んでいただき、
ありがとうございました。
アーキラーニングは、若手現場監督の育成支援を通じて
建設業の未来を切り開きます。