新人・若手現場監督が、図面理解を深めるためには?

アーキラーニング代表

こんにちは!

新人・若手現場監督の教育・育成について
日々研究の藤原です。

 

いつかできることは、
すべて今日でもできる、
モンテーニュ フランスの哲学者

いつかやりたい・・って具体的にはいつ?
いつかできたらいいな・・じゃあ今日やれば?

 

今回は、施工図テーマです。

今、設計図、施工図、すべての図面は、
CADで描かれ、データ化されてます。

現場でも設計者や業者と、
データのやりとりが当たり前です。

しかし、
図面を理解するという点で考えれば
アナログ的なアプローチが必要です。

新人・若手現場監督が、図面理解を深めるためには?

と考えた場合、

何が必要でしょうか?

あなたも通ってきた道ですよ。

?????

それは、

納まりを知る!
ということですよね。

そして、
納まりを知る、
つまり知識として習得するには・・・

どうやってましたか?

はい、そうです。

手を動かして、納まりを描いてみる!
ことが必要です。

まずは手書きから始める

詳しく書いていきます。

 

最初は参考図をまねる

建築の建物は、オーダーメイドのようなもので、

ひとつひとつ違っていて、
納まりも、まったく同じではありません。

ただ、基本は共通しています。

使う材料、工法など
同じ要素で構成されているからです。

で、
納まりを、まったくゼロから
想像して決めていく・・・

そんなことはしませんよね。

先輩から教えてもらう、
納まり図集を参考にする。

大手ゼネコンや設計では、

基本納まり(ディティール)を
決めてしまってます。

まずは、
そういう参考図書などで、
基本を覚えていくのが
王道です。

 

手を動かして「描く」

ここで、大切なのは、

「描く」ことです。

「見る」「眺める」では、

どれだけ集中しても
身に付きません。

視覚だけでなく、触覚を加える、

できるだけ5感の要素を
多く使ったほうが

覚えやすい、忘れにくい。

もちろん、
そういう理由もあります。

ただ、ここで
手を動かして描くのは、

見るだけだと、
要素に分解できないからなんです。

たとえば、
サッシの納まり詳細の図が
あったとして、

ただ見るだけだと、
1枚の画像としてしか
認識できません。

頭の中で、想像力を駆使して
バラバラにして、

再度組み立てる。

立体的に捉えるのが得意なら
それもできないことはないですが、

知識が不十分な、新人・若手には、
効率が悪いやり方ですね。

そこで、
描くという手法が活きてきます。

フリーハンドでもオッケーです。
ある程度のスケール感を合わしていれば。

金物部材や、躯体形状、
溶接しろや、チリの考え方・・・

ひとつひとつ描くことで、
理屈が頭に入ってきます

これを何度もやっていると、

参考図を見なくても、
基本納まりが描けるようになります

逆に、
描けなければ、
それは理解できていない

ということですよね。

これほどはっきりと、
理解・不理解の判断ができるわけですから、

描くというのは、すごい
効果があるんですね。

 

描かせてみる指導は、必須である

ということで、
上司・先輩の役目としては、

新人・若手に、
納まりを教えて、描かせる、

という指導が、絶対に必要となってきます。

たとえ、自分で施工図を作図しないとしても、

外注施工図のチェックには、
必ずその知識・能力が必要ですよね。

だから、ことあるごとに、
遊び感覚でもいいので、

納まりを、さっと描かせる
訓練をするべきです。

 

新人・若手現場監督が、図面を深く理解するには

図面は、いろんな納まりが集合して
できています

図面理解を深めるためには、
納まりをひとつひとつ、

理屈として、詳細部分で
理解しておく必要があります。

そのためには、

「見る」「眺める」だけでは
不十分です。

各構成を分解して、それぞれを理解して
再構成して、納める手順が必要となります。

そのためには、

実際に手を動かして「描く」行為が
一番効果的なんです。

納まりを、参考図を見ずに、
描けることが、理解した証拠となります。

上司・先輩は、
新人・若手現場監督が、図面理解を深めていけるための
手助けとして、

納まりの説明をし、描かせてみる、
という指導を行うことが重要です。

どんどん描けば、
どんどん理解していけます。

そのシンプルな指導を、
継続してやっていくのが秘訣ですね。

今回も読んでいただき、
ありがとうございました。

アーキラーニングは、若手現場監督の育成支援を通じて
建設業の未来を切り開きます。

 

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