若手に叩き込む、施工図作成の3つのポイント!

若手現場監督育成支援アーキラーニング
こんにちは!

新人・若手現場監督の教育・育成について
日々研究の藤原です。

 

あなたが、ほかの人に求める変化を、
自分で行いなさい。
マハトマ・ガンディー インドの政治指導者

人を変えるって、生半可なことじゃない。
まずは、自分から始める。

自分を変えられないのに、
人を変えるなんて、どだい無理な話です。

 

はい、今回は施工図テーマです。

あなたの会社の若手が、
施工図を描くとしたら、

何に気をつけてもらいますか?
という話です。

施工図を作成するにあたって、
意識しておかないといけないことが
あるんです。

題して、
若手に叩き込む、施工図作成の3つのポイント!
です。

その3つのポイントとは?


基本的なことですよ。


「見やすい」
「わかりやすい」
「漏れがない」
の3つです。

なんか拍子抜けーという
感じですが、

この3つのポイントを
押さえておかないと、

実際の施工で、
ミスが多発します。

なぜなら、
施工図を見るのは、
職人さんであり、電気設備業者であり、
描いていない人たちだからです。

詳しく書いていきますね。

 

施工図を見るのは誰なのか

先ほど少し書きましたが、

施工図を見る、利用するのは
どういう人たちなのか?

まず職人さんですね。
職長(リーダー、親方)と、経験浅い若手では、
理解度は違いますが。

設計図は当然見ないので、
施工図がすべてです。

施工図から拾い出しをして、
加工して、組み立てるわけです。

この職人さんたちの特徴は、
余計なことはしないってことです。

自分たちに関係のない情報は、
当然取り込まないわけですね。

つぎに、電気・設備の監督。

この人たちは、職人さんとは違う
視点で見ます。

電気・設備の施工の視点です。
当然ですよね。

設計図も見るでしょうが、
電気図・設備図を
メインに参照してます。

つまり、建築の施工図は
参考図として見てる場合が多いんですね。

あとは、他の現場監督や、
設計者です。

この人たちは、
よりしっかり理解しようという
意識が働きます。

管理側なので。

だから、図面の出来不出来にかかわらず、
中身を重視せざるを得ないわけですね。

これらの施工図を見る、利用する人たちのなかで、
最も考慮しないといけないのが、

職人さんなんです。
そのことを踏まえて、

以下に書いていきます。

 

「見やすい」図面とはどんなものか

それでは、3つのポイントについて
書いていきます。

まず、
「見やすい」とは?

一言で言うと、
見るという行為に対して負担が少ない!
ということです。

たとえば、
求める要素が見つけやすい、ということ。
この部分の断面は、どこに描いてあるのか?

この部分の拡大図は、どこに描いてあるのか、

それらが、視線の移動が少なく見つけられる、
ということです。

この断面は、ここに描いてあるのに、
その横の断面は、反対側に描いてあるとか、

そういう図面だと、図面中をあちこと
探しながら見ることになるので、

非常に疲れるんですよね。

そして、
過度な装飾を避ける、ということ。

ハッチング(模様やパターン)を
使いすぎたり、色を使いすぎたり・・・

一見豪華な図面に見えるかもしれないけど、
余計な情報が入ってきて、処理に疲れます

目立たせたいところや、区別したいところを、
強調するのはいいんですが、

装飾が多すぎると、逆にその
目立たせたいモノが埋没するので、

余計な装飾は不要です。

 

「わかりやすい」図面とはどんなものか

さきほどの、「見やすい」と、
かぶる要素でもありますね。

まず見やすくなければ、
わかりやすい図面にはなりませんから。

わかりやすいを一言でいうなら
カンタンな表現である、ということです。

具体的には、
できるかぎりシンプルにする・・です。

同じ意味のことを何度も描かないとか、
3本の線が、1本で済むなら1本で描く。

凡例や説明を単純化したり、
文章を短くする。

見る人の頭の中で、
どういうことだろう・・と思わせないような
表現で描く。

そういうことが
誤解を生まない、

わかりやすい図面につながります。

わかりにくい図面というのは
見る人によって、

違う解釈を生むリスクがあります

そして、違う解釈は、
施工でのミスを生むことになるんですね。

 

「漏れがない」図面とはどういうものか

最後に、「漏れがない」図面です。

施工図は、設計図と違って、
表に現れてこないことや、

仮設的なことも描いておかないと
いけないですよね。

職人さんは、施工図がすべてなので、
そこに表現されている情報以上のことは、

考えないし、やりません

だから、設計図にはなくとも、
施工図には必要な情報を、

漏れがないようにしないといけないんですね。

見やすくて、わかりやすい、
そして、必要な情報が洩れがなく
描かれている、

それが施工図に求められる
条件なんです。

 

若手に叩き込む、施工図作成の3つのポイント

もしあなたの会社で、
若手が施工図を作成するなら、

必ず教えるべきポイントがあります。

若手に叩き込む、施工図作成の3つのポイント!
です。

これなしに
漠然と施工図を作成すると、
現場でのミスが増えることになります。

ミスを防ぐ3つのポイントは、

「見やすい」
「わかりやすい」
「漏れがない」

です。

実際に施工図を利用するのは、
施工図を描いた監督以外の人たち、

つまり、
職人さんたちであり、
電気、設備業者です。

作図者本人以上に図面を
理解することはありません

逆に、
3つのポイントを押さえない
施工図によって、

誤った理解、
異なった解釈を生み出すことが
あるんです。

現場でのミスを防ぐために、

現場のあらゆる人が、
容易に理解できる施工図が必要不可欠
なんですね。

今回も読んでいただき、
ありがとうございました。

アーキラーニングは、
若手現場監督の育成支援を通じて、
建設業の未来を切り開きます。

 

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