新人現場監督に教えておきたいGL工事のポイントひとつ!

こんにちは!

新人・若手現場監督の教育・育成について
日々研究の藤原です。

先日、38.5度の熱がでて、
自分でもびっくりしました。

やけに腰がだるいなー、頭が重いなー、
と思って熱を測ったらさきほどのような熱。

速攻寝て、がんがん寝汗かいたら、
次の日の昼には平熱に下がりました。

寝汗かけたからよかったんですが、
ここで変に熱さましみたいな薬飲んで、

発汗できないと、
ずるずる長引くみたいです。

みなさんも気をつけてくださいね。

さて、

今回は仕上カテゴリーです。
GL工事を書いていきます。

新人現場監督に教えておきたいGL工事のポイントひとつ!

いくつか管理項目はありますが、
一般的なことは、ちょっと置いといて、

特殊な場合で、いきます。

それは、

構造スリットがあったら要注意!

です。

RC造のすべての建物に構造スリットが
あるわけではないので、

たまにこの構造の工事になったら、
しっかり教えておきましょう。

ちゃんとスリット対策しないと、
クレームにつながる!

ということです。

 

構造スリットの壁は動く

地震の際、建物の変形によって
躯体が破損しないよう、

柱の際や、開口部の際などに、
構造的に縁を切る目的で、

構造スリットが設置されますよね。

ようするに、違う動きをするので、
スリットで変位を吸収するわけです。

つまり柱と壁が違う動きをする!
厚みも配筋も違うわけですからね。

まず、そのことを、
しっかり教えておきます。

 

GL工法は躯体に追従する

GL工法は、プラスターボードを
GLボンドによって、
躯体に固定する施工法です。

このGLボンドがずーっと粘土のように
柔らかさを保っていれば、

動きを吸収できますが、
当たり前の話ですが、壁がぐにゃぐにゃで
押すと変形する、、、それはまずいです。

だからGLボンド硬化後は、
躯体の動きに追従することになります。

ここで、
さきほどの話が絡んできます。

そう、柱と壁は違う動きをする、、、

柱もGL貼り、壁もGL貼りとした場合、
接続部は、ともに違う動きをするので、

割れたり、スキマが空いたりするわけです。

仕上でクロスを張っていたりすると、
ボードと同じように動くので、

しわが寄ったり、スキマが空く、、、
ということになります。

クレームの元となりますね。

では、どうしておけばよいのか?

 

ボードジョイントに目地を設ける

たとえば、開口部際なんかだと、
平面上のなかに構造スリットがあったりします。

外壁タイルのときのように、
スリットをまたがずに、ジョイント部に
伸縮目地を設ける。

柱の際に構造スリットがある場合は、
ボードの入隅に目地を設ける。

ハット型ジョイナーのようなものを
使う手もありだと思います。

ただ、
目地を設けるというのは、
意匠的にかなり目立つことなので、

現場サイドで勝手に
やるわけにはいきません。

そこは、事前に設計者との
打合せが必要です。

ただ本来なら、設計段階で、
構造スリット部の仕上について、

何らかの策とか対応手段を
考えておくべきかなーとは思いますが、、、。

そもそもで言うと、
そこでGL工法を使うべきなのか、、、とか。

少しでも室面積かせぐなら、
LGSで壁を起こすよりは仕上代を薄くできる
GL工法なんでしょうけどね、、、。

そのへんの事情も含めて、
主任以上の上層部だけで、あれこれ
決めて、新人・若手に情報を下ろさない、、、のではなく、

すべてが理解できなくても、
全体を伝えることが肝心です。

なぜそういう注意を払う必要があるのか、
背景を知っているか知らないかで、

理解の深さが変わります。

 

新人現場監督に教えておきたいGL工事のポイントひとつ

構造スリットがある建物で
GL工法を使うときは、注意する。

なぜなら、
柱や壁など部位で違う動きをするため
ボードにも変位吸収部をつくらないと、
割れやスキマが生じるからです。

そういった不具合は、クレームに
つながりやすいので、

安易に考えず、計画段階から対応策を
考えておくことが大切ということですね。

今回も読んでいただき、
ありがとうございました。

アーキラーニングは、若手現場監督の育成支援を通じて
建設業の未来を切り開きます。

 

 

 

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