こんにちは!
新人・若手現場監督の教育・育成について
日々研究の藤原です。
お前がいつの日か出会う禍は、
お前がおろそかにした、ある時間の報いだ。
ナポレオン・ボナパルト フランスの軍人
つい・・・とか、
あとで・・・とか、
けっこう時間をおろおかにする
ことがあります。
その瞬間、そのときに、
必要なことを必要なときに、やる!
今回は、仕上テーマです。
外部の仕上、外構工事です。
最初の現地調査の時点で、
外構工事の障害となりそうな、
電柱や標識の存在を
理解してるんですが、
気をつけないと、大変な事態に
なることがあるんです。
若手に教えておこう!
突貫工事で気をつけたい、外構工事の〇〇!
〇〇はいろいろ該当しそうですが、
今回は、
私が昔失敗しそうになって例で
いきます。
それは、
敷地外の障害物に注意する!
です。
電柱や、標識などですが、
私の場合は、電柱でした。
なぜなら、
↓
↓
↓
↓
電柱移設は、申請から数か月かかるから!
なんです。
わかってる人には
そんなの当たり前だろ!的な
話ですが、
新人・若手にも忘れず
伝えてもらいたいので、
取り上げます。
突貫工事の落とし穴
ちょっと大げさな見出しですが。
例えば、
倉庫のような、ほとんど内装のないような
工事の場合、
着工から引き渡しまで、
3~4か月ということもあります。
杭や、鉄骨など、発注から納品まで
それなりの期間が必要なものは、
事前に検討されて、間に合うように
発注するので、いいんです。
ただ、建物本体以外のこと、
例えば、乗り入れを新しくするとか、
既存の乗り入れ部分を拡幅するとか、
そういうときに、既存の電柱が
邪魔になる場合があるんですね。
で、
着工前も、軽く現地調査やるんですが、
問題なのは、
その電柱の移設が必要か、そのまま移設なしで
大丈夫なのか、
ある程度正確に位置を出さないと
わからない時があるんですね。
じゃあ、現場乗り込んだら
きっちり位置出して検討しましょう、
となって、
現場が始まります。
突貫工事で、倉庫とかだと、
一人現場だったりします。
私もそうだったんですけどね。
次から次へと仕事を
こなしていかないといけない。
突貫だから、気も焦ってるわけです。
つい、目の前の急ぎの仕事から
処理していってしまうんです。
これが、突貫工事の落とし穴です。
急ぎかどうかという基準も
大切ですが、
時間がかかるかどうか、
それを見極めるのが
先にやるべきことだったんです。
敷地の中か、外かで、状況が大きく変わる
例外はあれど、
敷地内のことであれば、
なんとかできるもんなんです。
自社か、協力業者か、設計か、施主か、
いわゆる、身内の問題ですよね。
人員やお金などの要素は、からみますが、
竣工に向けて、目指すところは一緒なので、
協力できるし、融通もきく。
これが
敷地外になると、
管轄がいきなり役所や、半官になります。
半官とは、電話会社やガス会社、電気会社など、
いわゆるライフライン系の大企業です。
こういうところは、
「急ぎなので、お願いします」と言って、
「それは、大変ですね。明日からやります」
なんてことには、絶対なりません。
申請して、
↓
現地調査に来て
↓
設計して
↓
日程調整して
↓
ようやく施工
ここまで、2~3か月
かかったりします。
まぁ、建築の工事も
似たような流れなんで、
文句言う筋合いでは、ないんですが、
現場としては、
すでにのっぴきならない状況に
なってたりするので、
「なんでそんなに時間がかかるんだ!」
という心境なんですね。
で、
私の場合も、電柱の移設が
必要だということで、
さっさと電話しとけば
よかったんですが、
ついつい後回しに・・・
かなり後になって連絡し、
乗り入れが二か所あったんですが、
問題の乗り入れ部は、後に回し、
竣工ギリギリで間に合いました。
ほっ。
若手に教えておこう!突貫工事で気をつけたい、
外構工事の障害
電力会社は、
こちらの事情も理解してくれますし、
できるかぎり最短で工事日程を組んでくれます。
さすがに3日後とか1週間後とかは、
あり得ませんが・・・。
それでも、最悪、
間に合わない事態が、あるかもしれません。
新人・若手に、
経験したらわかるよー、などと
悠長なこと言ってる時代じゃありません。
特に敷地の外に関すること、
電柱の移設など、
突貫工事における、外構工事の障害は、
処理・対応に必要な時間を、
まずは、最初に確認しておくことが
重要であると教えておかないといけない。
なぜなら、管轄外のことは、
予想より時間がかかることが多いからです。
突貫工事は、時間との闘いです。
時間がかかることは何か、
それを把握することが
最重要なんですね。
今回は、私の経験をもとに、
書きました。反面教師にしてくださいね。
今回も読んでいただき、
ありがとうございました。
アーキラーニングは、若手現場監督の育成支援を通じて
建設業の未来を切り開きます。