若手現場監督の育成支援を通じて建設業の未来を切り開きます

社内教育や研修で大切な、導入部分の3つのポイント!

藤原 眞哉
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藤原 眞哉
新人・若手現場監督育成支援 アーキラーニング合同会社 代表 現場監督として20年以上のキャリアを積む。 新人・若手の成長には早期の基礎教育が必要不可欠という信念のもと、 世界一わかりやすい基礎講座を目指している。

教育では関心を引く

アーキラーニング代表

こんにちは!

新人・若手現場監督の教育・育成について
日々研究の藤原です。

 

どうなる、とは漢の思案ではない。婦女子のいうことだ。
漢は、どうする、ということ以外に思案はないぞ。
 土方歳三 司馬遼太郎「燃えよ剣」より

婦女子うんぬんは、現在では問題発言なので、
そこは柔軟に解釈してください。

どうなる?と心配するのではなく、
どうする!か考えろってことですね。

 

今回は、育成・その他テーマです。

新人・若手対象に限らず、講習・研修で
とても大事なことがあります。

社内教育や研修で大切な、導入部分の3つのポイント!

お互いの貴重な時間を使って、
講習・研修をするんだから、

これを注意しないと
まったくの無駄になります。

それは、

「注意喚起」
「目標提示」
「前提想起」

です。

これら3つの手順を踏まなければ、
望んだ効果は得られません。

なぜなら、

この3つの働きかけにより、
これから学ぶという準備が整うからです。

ちょっと難しくと思うかもしれません。
漢字が並んでるので(笑)

わかりやすく書いていきます!

 

基本はガニエの9教授事象

教育心理学者のロバート・ガニエ博士が
提唱した、

「ガニエの9教授事象」という
学習効果を高める9つの働きかけがあります。

9つの働きかけを、いくつかのグループに
分類してるんですが、

例えば、
・導入
・実践
・評価、定着

と3つの大きなグループに分けたとします。

今回は最初の
「導入」の重要性について
書いてます。

この導入部分には、
9つのうちの最初の3つが含まれます。

それは、

・学習者の注意を喚起する(注意喚起)
・学習者に目的を知らせる(目的提示)
・前提条件を思い出させる(前提想起)

というものなんですね。

それぞれ見ていきますね。

 

学習者の注意を喚起する

これは、新しい学習へ意識を向けさせる
という働きかけです。

・異常事態や変わったことを始める。
・またつまらない時間がきたと思わせないよう
 新鮮さを追求する。
・エピソードやこぼれ話、ミニクイズなどでいきなり始める。

これらの要素を動員して、
これからの学習に、学習者の意識を向けてもらう
働きかけをするってことです。

学習者は、講師の
「さあ、始めます」といった号令によって
初めて頭が動き出すんではなくて、

つねに、
好奇心を引く興味対象を探したり、
思考をめぐらしているんですが、

それを本来の学習に周波数を合わせてやるような
イメージですね。

 

学習者に目的を知らせる

簡単に言うと、
研修や講義の目的、
獲得できる知識やスキルの提示です。

つまり、ビフォーアフターですね。

なぜこのプロセスが必要なのか?

それは、より学習効果が高まる

から・・・なんですが、

目的・目標を掲げる
  ↓
その目標に期待を抱き、そうなりたいと感じる
  ↓
学習に対する意欲が高まる
  ↓
頭の働きが活性化する
  ↓
学習内容に集中する

といった流れができるからです。

ここで大事なのは、

その目的・目標が、学習者にとって
期待できる、魅力あるものでないと、
この効果が発揮されないってことです。

個人的な興味や趣味のための
自己学習と違って、

社内教育や企業研修は、
会社のために成長してもらうのが目的です。

それをそのまま言ったって、
学習者の興味、関心を引くことはありません。

成長することで、どういう未来へつながるかを、
学習者目線で考え、具体化しないといけないんです。

結果的には会社のためなんですが、

提示するのは、個人個人が意欲をもてる
内容に変換しておく必要があります

 

前提条件を思い出させる

新しいことを学ぶための、
土台となる前提条件を共有すること。

ちょっと何のことだか?
って感じですよね。

例えば、
講義や研修が、複数回にわたって開催される場合、
前回習ったことの復習のようなものです。

学習したことが記憶されるシステムは、

簡単に言うと、まず短期記憶の引き出しにしまわれ、
さまざまな処理により、

長期記憶の引き出しに移動して保存される、
という流れです。

この長期記憶にしまわれた前回の学びを、
今回の学びの土台として使うために、

引っ張り出してくる、、、という働きかけです。

気をつけないといけないのは、

今回の学習と関係ある内容を引っ張り出す
ということです。

前回習ったからといって、

今回の学習と内容が関連してないなら、
意味のない働きかけになってしまうんですね。

新しいことを、
これまでの知識や経験、基礎技能に結びつけるために、

まず、その結びつけられる対象を
倉庫(長期記憶)から引っぱり出してやる
必要があるということです。

 

社内教育や研修で大切な、導入部分の3つのポイント

学習者が、講義・研修内容を
効果的に吸収するには

そのための準備を整える必要があります

その準備は、講義・研修の
導入部分で、3つのポイントに気を付けることです。

それは、
・学習者の注意を喚起する(注意喚起)
・学習者に目的を知らせる(目的掲示)
・前提条件を思い出させる(前提想起)

です。

この3つの働きかけが、
新しく学習する内容に向けて、

自らの力で焦点を絞って意識を集中し、

思考の周波数を講義・研修に合わせるという
学習開始準備へつながるわけですね。

今回も読んでいただき、
ありがとうございました。

アーキラーニングは、若手現場監督の育成支援を通じて
建設業の未来を切り開きます。

 

 

 

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新人・若手現場監督育成支援 アーキラーニング合同会社 代表 現場監督として20年以上のキャリアを積む。 新人・若手の成長には早期の基礎教育が必要不可欠という信念のもと、 世界一わかりやすい基礎講座を目指している。

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