若手現場監督の育成支援を通じて建設業の未来を切り開きます

躯体のうちS造、事前準備がすべて!

藤原 眞哉
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藤原 眞哉
新人・若手現場監督育成支援 アーキラーニング合同会社 代表 現場監督として20年以上のキャリアを積む。 新人・若手の成長には早期の基礎教育が必要不可欠という信念のもと、 世界一わかりやすい基礎講座を目指している。

前回は、躯体の基本、RCについてでした。

今回は、S造についての話です。
SRC造はSとRCのミックスなので、S造の後にします。

S造とは、Steel(スチール)、すなわち鉄。
鉄骨造のことです。

住宅などでは軽量鉄骨造もありますが
今回は重量鉄骨、一般的な鉄骨造についてです。

鉄骨は工場で作っている

鉄骨製作工場(ファブリケーター、ファブと言ったりします)は
国土交通大臣認定により、以下の5グレードに分類されます。

   グレード S  グレード H  グレード M グレード グレード
●建物規模      
高さ 制限なし 制限なし  制限なし

 20m以下
5階以下

 13m(軒高10m)以下
3階以下

 延床面積 制限なし   制限なし  制限なし   3,000㎡以下 500㎡以下 
●使用鋼材      
種類 制限なし  520Nまで  490Nまで  490N以下 400N 
板厚  制限なし  60mm以下  40mm以下  25mm以下  16mm以下 
通しダイアフラム  制限なし  70mm以下  50mm以下  32mm以下  490Nまで
22mm以下 
ベースプレート  制限なし  制限なし  制限なし  75mm以下  490Nまで
75mm以下 

 

一般的な建設工事ではだいたいMか、せいぜいHグレードまでです。
設計図書に指定されていることが多いです。

最初にすべて決めておく(のが理想)

基礎
梁貫通スリーブ
外装仕上げ などなど

これらは鉄骨製作図のチェックが終わって、製作をはじめてから順に
検討していこう・・とはなりません。

すべて鉄骨図面のチェックと同時並行に進めていかないといけないのです。

なぜなら、カーテンウォールや外壁ALCなどは、ボルト接合など乾式工法であるため
事前に寸法確定しないと製作できません。

当然鉄骨側にも補強や、穴あけ、部材同士の干渉がないか、など
すべてを複合的にチェックしないといけないのです。

工場で一気に鉄骨加工を進めるので、あとからちょっとズラすとか、
ちょっとスリーブ増やすというのができません。

できなくはないのですが、かなりの時間とコストがかかってしまいます。

しかも本体だけでなく、足場などの仮設計画までからんできます。
もう、すべてが鉄骨建方前の段階で、一気呵成に進めることになるのです。

現実はなかなかむずかしい

だから、いざ鉄骨が現場に入ってきて建方が始まれば、
水がサラサラ流れるように、スムーズに工事が進んでいくはずなんです。

ところが実際はいろいろと問題が発生してしまうのですが・・・

結局は時間的な問題もあって、えいや!で事前準備を進めてしまわざるを
えないからです。

逆に、いかに事前準備を不具合なく進めていけるか
それこそ、事前準備の前段取りという、究極の未来予測、そして遂行能力が
必要となってきます。

経験がそれを可能にするのですが、そのためにはどうやって進めるのが
よいだろうか?と常に意識しておくのが大切だと思います。

意識しているのと、ただ目の前の作業をこなすだけの場合とでは
後々の成長速度が大きく変わります。

前にも話しましたが、習慣づけることが大切です。そのための具体的な方法や
ノウハウを活用して、できるかぎり最短ルートを走ることが求められています。

アーキラーニングは若手現場監督の育成支援を通じて
建設業の未来を切り開きます。

 

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