若手現場監督の育成支援を通じて建設業の未来を切り開きます

コンクリート打設で新米監督にたたきをさせてはいけない理由

藤原 眞哉
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藤原 眞哉
新人・若手現場監督育成支援 アーキラーニング合同会社 代表 現場監督として20年以上のキャリアを積む。 新人・若手の成長には早期の基礎教育が必要不可欠という信念のもと、 世界一わかりやすい基礎講座を目指している。

今回は品質についてです。

新米監督にたたきをさせてはいけないという話。

コンクリート工事は、現場監督になって
数年の若手が担当することが多いと思います。

ただ、まだしっかりした管理ができないことも
多いでしょう。

わけもわからずうろうろしてる新米監督を見かねて、先輩から「たたき棒で叩いてこい」と
言われ、土工さんにまじって型枠をたたいていることが、ごくたまにあります。

※たたき棒、型枠を叩くについての説明は、ここでは省きます。

新米監督だからといって、たたきをさせる、もしくは自らやるのは絶対にいけません。

その理由は・・

大きく3つ。

1.品質が落ちる

2.管理する気持ちがなくなる

3.現場監督をやめてしまう

大変なことですよね。ちょっと詳しく解説します。

1.品質が落ちる

自分で木づちを持って叩いてるってことは、その時間その作業に支配されてるということです。

そのため全体を見て回れなくなります。視野が狭くなってしまっています。

最近は、土工さんも人手不足で、経験の浅いバイトみたいな人も多くいます。
叩く理由も、叩く場所もわかってなかったりします。

本来は職長がそういう人のめんどうを見ないといけないのですが、とてもそんな
余裕はありません。

だからそういう土工さんにアドバイスなり注意をして、密実なコンクリートに
なるよう目を配らないといけないわけです。

ほんとは、管理はもっと次元の高いところで行うことですが、その前の段階として
全体を見て回って、どんなことが起こっているのか解るようにならないといけない。

だから叩きをやってるあいだは、あちこちで品質低下の種がまかれるのを
見過ごしてしまっているということです。

2.管理する気持ちがなくなる

経験のない新米監督だと、管理するポイントもよくわからなくて
おろおろ、うろうろするのが当たり前です。

でもわからないなりに、見て、疑問に思って、考えてみる
その工程が大切なんです。

自分は、管理できていない、役に立っていない、まずいよなー
そういう思いが、もうちょっとできるようにならないとなーといった

向上心というものになって、成長していくんだと思います。

しかし、おろおろうろうろ状態を、大きな心で見守らず、やることないなら
叩いてこいといって作業させると、その新米監督は安心します。

とりあえず仕事してる・・という気持ちになります。
これが、まずい!

体もそこそこ疲れるでしょうから、間違った充実感や満足感を持ってしまいます。

そういうことが何回か続くと、とりあえず叩いてきます、ちょっと作業してきます
という具合に、わからない管理を覚える苦労から、頭を使わず体を使う楽なほうへ

逃げていくようになります。

現場監督という立場から逃げて、管理する気持ち・意思が
なくなってしまうんです。

3.現場監督をやめてしまう

最悪の事態です。

俺は何をさせられてるんだろう、何をやってるんだろう
そういう心理になっていきます。

たたきをやってると、ヘルメットや作業着もコンクリートで汚れ
体も疲れます。周りの職人さんと同じです。

汚れることや職人さん自体が、問題なのではなく、現場監督なのに
なぜ同じなの?ということです。

同じ汚れる、疲れるでも違う理由であるべきです。

現場中あちこち見て回って、コンクリートが飛んできて汚れた。

少しでも管理できることがないか、考えながら現場にいたら
頭も体も疲れた。

そうでなければ現場監督として、その現場にいる意味がありません。

現場監督として成長しよう現場監督として育ててあげよう

そういった思いが感じられないなら

その新米監督はやめてしまうでしょう。

コンクリート打設で新米監督にたたきをさせてはいけない理由

1.品質が落ちる

2.管理する気持ちがなくなる

3.現場監督をやめてしまう

アーキラーニングは、若手現場監督の育成支援を通じて
建設業の未来を切り開きます。

 

 

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新人・若手現場監督育成支援 アーキラーニング合同会社 代表 現場監督として20年以上のキャリアを積む。 新人・若手の成長には早期の基礎教育が必要不可欠という信念のもと、 世界一わかりやすい基礎講座を目指している。

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