施工図チェックを、若手現場監督に教える方法!?

若手現場監督育成支援アーキラーニング
こんにちは!

新人・若手現場監督の教育・育成について
日々研究の藤原です。

 

今使ってる手帳は、1日1ページなんですね。
すると、メモスペースが多くて、
けっこうイロイロ書くもんです。

考えてることを書き出す・・・。
書くと、思考が整理されます。

頭の中だけでやってると、考えてるようで、
実は進んでないことも多いんですよ。

書く・・・オススメです。

 

今回は、施工図テーマです。

あなたは、施工図チェックを
どのように教えてますか?

施工図チェックを教えるって、
けっこう大変ですよね。

そこで今回の提言は、

施工図チェックを、若手現場監督に教える方法!?
です。

まさか、
チェックし終わるまで、
横に張り付いてるわけにはいかないし・・

結論は、
 ↓
 ↓
 ↓
 ↓
チェック用マニュアルを作る!
です。

いやー、そんなの作ってる時間ないし!

はい、わかります。

だから作り方を
考えないといけません。

その方法とは・・・

若手に作らせる!
これです。

無理だ!
と思いますか?

できることを
やってもらうだけです。

では、詳しく書いていきますね。

 

チェックは、小さい確認の積み重ね

施工図チェック・・・
やったことない新人・若手は、

どっから、どうやって、
手をつけたらいいか、検討つきません

教える側も、
もうチェック項目が多すぎて、
全部教えてられない・・・となりがちです。

でも、よくよく考えてみると、
同時に10項目チェックしてますか?

常に図面全体を視野に入れて
チェックしてますか?

そんなこと、
できませんよね。

ひとつひとつの要素を、
一か所一か所、地道に

確認していってるだけなんです。

大きい建物だろうが、小さい建物だろうが、
10000㎡だろうが、500㎡だろうが、

やってることは変わりません。

ただ作業量が多いか、少ないか
です。

だから、
最初に、規模や量に圧倒されても
冷静になって、

実は、
小さい確認の積み重ねだということを、
基本に据えてくださいね。

 

小さな確認を、ひとつづつ教える

で、
実際に施工図のチェックを教えるとき、

大事なのは、いっぺんにやらないことです。

「最初、これを確認し・・」
「次は〇〇を確認して・・」
「そのとき、△と□も忘れず見て・・・」

なんてやっても、
まず覚えきれません。

なぜこんな教え方になるかというと、
教える人が、焦ってる、からですね。

時間が惜しい、と思ってる。

だから、とりあえず情報を
全部与えてしまおう・・と思ってるんですね。

これだと、
何回も聞いてこられたり、
後から、伝え忘れを追加で言ったりして、

結局、効率が悪く、
時間もムダになってしまいます。

教えるときは、
覚悟を決めて、しっかりひとつを伝える!

そして、多くても
一度に3つまでにする。

いっぺんに多く与えすぎても、
ほとんど記憶に引っ掛かりません。

で、
その教え方について、
次に説明します。

 

こきざみにマニュアルをつくる

最初にチェック用マニュアルを
作るといいましたが、

まとめて最後に作るわけじゃありません。

先ほど、書いた、
3つ教えるごとに、
マニュアルを作ります

ひとつづつでも、いいくらいです。

作り方は、
「1ページ1項目、図付き」とします。

本屋にあるような、
「施工図チェックの要点」みたいな
文章が、だーーーっとあってもダメです。

見ません、使いません。

できるだけ簡潔にする。

で、
これを、若手に作らせるんです。

教える側が作っては、意味がありません

言葉で聞き、手を動かし
自分で作ることで、

ただ口頭で教えられるより、
数倍記憶されやすくなります

しかも、
データとして蓄積されるので、
後から見直せます。

こうやって、少しづつ
若手作成のマニュアルが
増えていきます、

 

完成したマニュアルの使い方

そうやって指導していくと
マニュアルが完成します。

で、このマニュアルの
使い方ですが、

当然、その若手が
別の図面をチェックするときに
復習として見直す、という使い方

一番ポピュラーですよね。

そして、その若手が成長して、
今度は教える側となった場合、

教本として使用できます。

そのマニュアルを
若手に与えても良いですし、

新たに次の若手が、同じ手順で、
マニュアルを作るのもいいと思います。

時間が許せば、
毎回作るほうが、
トレーニングにもなって
いいかもしれません。

 

施工図チェックを、若手現場監督に教える方法

躯体図や、平面詳細図、
その他いろんな施工図。

チェックの仕方を教えるのは、
お互い時間が取られるし、

特に教える側は、
ちゃっちゃと済ましたいと思って、

一度に大量の情報を伝えがちです。

でも、
教えた割には、若手は吸収できず、
何度も同じことを繰り返すばかり・・・

この悪循環を解決し、効果的に、
施工図チェックを、若手現場監督に教えるには、

チェック用マニュアルを作成する!
のがオススメです。

そして、
そのマニュアルは、
教えられる若手が作る

そうすることで、
目、耳に加え、
頭と手という多くの感覚器官を
動員することになり

記憶効率が大きく向上するんですね。

データとしても蓄積され、
教本としても活用できる。

これがチェック方法の
効果的な教え方だと考えます。

今回も読んでいただき、
ありがとうございました。

アーキラーニングは、若手現場監督の育成支援を通じて、
建設業の未来を切り開きます。

 

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