こんにちは!
新人・若手現場監督の教育・育成について
日々研究の藤原です。
前回の前振りの続きです。
仕事先から走って帰る・・・
たまたま近かったという幸運もあります。
歩けば20分、軽めに走って12分。
それだけだと物足りないので、家の近くの
ランニングコースを一周して、
計45分・・
これを家に帰ってから着替えてやるのは・・
強靭な意思が必要です。
続きは次回・・引っ張りすぎ?
はい!本文です 笑
今回は施工図テーマです。
あなたの会社、現場では、
施工図の管理をどのようにしてますか?
誰か専任がいますか?
いやー、誰となく気づいた人が
たまにやってます・・・
正直、そんな管理では、
品質低下は免れませんよ。
今回の提言です。
現場の図面管理を、若手に担当させるべき5つ理由!
です。
若手を図面管理者にすると、
以下の効果があるんです。
①情報が伝わる
②下の立場ゆえの責任感が芽生える
③トップの肩書が成長のキッカケになる
④ITに強くなる
⑤つながりが増える
それぞれ詳しく書いていきますね。
まず、図面管理者とは
今回取り上げる、
図面の担当者、つまり図面管理者とは、
現場における図面、つまり
設計図および施工図の、最新版管理を
担当するということです。
作図担当ではないし、
打合せ担当でもありません。
各工事、図面担当者から、
日々更新される情報を整理して、
現場の図面を、常に最新版、最終版が
使える状態にしておくのが仕事です。
だから、他の監督や、業者さんは、
その若手担当者に、
新しい図面、修正した図面を常に忘れず提供する
ことになるわけですね。
それでは、前提を踏まえたうえで、
若手が図面管理担当者になるべき理由を
書いていきます。
① 情報が伝わる
まず最初の、情報が伝わるということ。
現場は、監督の数が多くなるほど、
下っ端には情報が下りてきません。
多くは、すぐ上の先輩の指示を聞くだけ。
全体の概要とかは説明されず、
一部分の断片情報だけってことが多いです。
でも、
現場の図面を管理することになれば、
いやでも情報が集まってきます。
ひとつひとつの図面の内容を、
細かく理解できるわけじゃないんですが、
今 こんな施工図が提出されている。
この図面が完了した・・・などの、
ぼんやりとですが、大きな動きを
知っていくようになります。
図面更新情報をやり取りする中で、
ちょっとした一言が、意外と
若手にはふだん聞けないノウハウ情報だったり
します。
図面管理者になれば、図面情報はもちろん、
次第に、それ以外の情報も、
伝わるようになるんですね。
② 下の立場ゆえの責任感が芽生える
責任感というものは、
どの立場であっても必要なんですが、
それでも、メンバーが自分より下か、
それとも、全員自分より上の立場かで、
つまり、どういう立ち位置かで、
感じ方は変わってきます。
自分が所長や、社長であって、
なにか凡ミスしたって、
「すまん、すまん、以後気をつけるわー」
で、済むでしょうが、
一番下っ端の若手が、ミスしたと自覚したら、
「うっわー、どーしよう・・・
めちゃ怒られるかも・・」と、
へたしたら一晩悩むかもしれません。
自分は下の立場で、貢献できることが、
まだまだ少ない・・・
だからこそ、自分が担当者のこの仕事は、
しっかりやり遂げないと・・
という下の立場ゆえの
責任感が芽生えてくるわけです。
③ トップの肩書が成長のキッカケになる
さきほどの②と関連してるんですが、
責任者という、トップの肩書は、
成長のキッカケになります。
もし、補助的な立場であったり、
お手伝い的なことしか担当してなかったら、
自分から強く働きがけをしなくても、
コトが済む場合が多いですよね。
でも、
仮にも担当者、責任者であるならば、
例えば、最新図面を提出し忘れてる、
先輩監督に催促したり、
図面提出を忘れている業者さんに、
指導したり・・・
自分が動いていかないと、
いろんなことが、停滞してしまう
状況がでてきます。
最初は、やむなくであったとしても、
そういう行動を続けていけば、
次第にトップの自覚も生まれ、
視野も大きくなるという具合に、
自然と成長のキッカケとなるんです。
④ ITに強くなる
若いから誰でもITに強い・・
というわけではありません。
スマホはいじるけど、
パソコンはそれほど・・・という人もいます。
でも、
図面管理者になれば、
いやでもデータを扱うし、
データの保管や、更新、
情報の伝達のため、メールや
社内LANなどのネットワークの構築など。
知らなければならないスキルを
強制的に学ぶことになります。
もともと得意な人は、より高度なスキルを習得できるし、
苦手だった人は、標準スキルとして身につけられます。
また、
それを苦手な人に教えることも
できるようになるわけですね。
⑤ つながりが増える
現場の一番下っ端だと、
へたすると、現場が終るまで、
設計者や業者担当者と関係を
持たないこともあります。
関わるべき情報も持っていないし、
そもそも関わる必要性がないからです。
しかし、
図面を管理しているとなれば、
設計者、業者の担当者との関係性は、
大きく変わります。
たとえ、内容に触れない、データのやり取り
だけであっても、
その若手監督が図面管理のトップなんです。
少しずつコトバを交わす機会も増えるでしょうし、
少しづつ図面の内容を理解していけば、
話す内容にも深みがでてきます。
一番のメリットは、
設計者、業者担当者に、存在を知ってもらえ、
つながりが築きやすくなることです。
設計者や業者さんも、若手の顔は見たことあっても、
必要性がなければ、挨拶程度しか接点がありません。
でも、図面という、
両者に必要性のある関係ができることで、
より深いつながりができるわけですね。
まとめ:現場の図面管理を、若手に担当させるべき5つの理由
現場での図面管理は、
ふつうは次席とか、
作図担当者が行いますよね。
でも、
ちょっと考えを改めてみてください。
図面管理を、若手に担当させるべき5つの理由が
あるんです。
それは、
①情報が伝わる
②下の立場ゆえの責任感が芽生える
③トップの肩書が成長のキッカケになる
④ITに強くなる
⑤つながりが増える
の5つです。
なんとなくベテランが行っていた業務を、
若手にまかせることで、
責任感と成長力を養うことができるんです!
今回も読んでいただき、
ありがとうございました。
アーキラーニングは、
若手現場監督の育成支援を通じて、
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