新人現場監督を、杭工事の打合せに参加させてますか?

こんにちは!

新人・若手現場監督の教育・育成について
日々研究の藤原です。

「努力は裏切らない
 っていう言葉は不正確だ。
 正しい場所で
 正しい方向で
 十分な量なされた努力は
 裏切らない。」
塾講師 林修

努力するのは、ちょっと意識を
変えればできますが、

正しい場所、正しい方向というのは、
やってる時点ではわかりませんよね。

十分な量、、、どれほどなんでしょうか?

ひとつ言えるのは、客観的に見てくれる、
導いてくれる存在がいれば、

飛躍的に努力の精度は高まるって
ことですね。

 

はい、今回は施工テーマです。

杭工事を取り上げます。

新人で、杭工事から現場に配属されれば、
ラッキーですね。

私は、一番最初の現場は、地中梁の
最中だった、、と思います。

杭工事は、敷地いっぱい使いますから、
他業種もいなくて、

まだまだ現場のリズムは
ゆっくりしてます。

そんな杭工事、

新人現場監督を、杭工事の打合せに参加させてますか?

これは、業者乗り込み前の、
下打合せの段階からです。

新人がそのタイミングで、
現場にいるという前提ですけど。

参加させることで、
管理者意識が芽生えだす!

なぜなら、

最初から参加することで、全体が
イメージできるから!

です。

簡単に言うと、
打ち合わせに参加しないと、

ただ上司からの指示で、
言われたことをこなすのみ、、、

となってしまうということです。

これだけでは、ちょっと
理解が浅くなってしまうので、

くわしく書いていきます。

 

業者打合せに新人・若手を参加させる

業者が現場乗り込み前に、
下打合せにきますよね。

通常は、所長なり、ベテランの担当社員が
対応します。

で、新人は現場に出てたりして
その打合せには参加しない、、、

ほとんどそんな感じでは
ないでしょうか?

そして、現場にその業者が
乗り込んできて、工事・作業を始めます。

乗り込む前に必要資材や、仮設的な
準備をすることもあります。

そしてその指示は、
打合せに参加した先輩社員から

打合せに参加していない新人現場監督に
なされるということです。

なにか問題でも?
そう思われますか?

情報は、伝達を繰り返すたびに
少しづつ失われていきます

もし、その新人君が打合せに
出ていたら、

打合せ項目の優先度や重要度、
緊迫度など指示の文章には表れない情報を

汲み取っていたかもしれません。

わからないなりにも、
「これは忘れたらまずいな、、、」

「この仮設は、
このためなんだな、、、」など。

しかし、先輩からの段取り指示
からは、そのような情報は
汲み取れません。

だから、
「何で、あれ、ああいう段取りに
 なったんだ?」

と先輩からダメ出しくらったり、

「監督さん、これ、
 意味ないよ。」

と、業者さんから
ダメ出し食らったりします。

一方的な指示のために、
細かいニュアンスや、その意味を理解できて
いないからですね。

だから、よくわかっていないからこそ、
新人・若手を業者打合せに参加させるべきなんです。

 

打合せに参加すると、自分も関係者であると自覚する

前述の内容と、
かぶる点もありますが、

打合せ不参加で、上司の指示のみでの
管理では、やらされてる業務となります。

それを防ぐには、
あなたもこの工事の担当者なんだよ!と、

打合せから参加させる。
わからないことは質問させる。

打合せの前に、簡単にでも
その工事の勉強ができてると、さらにいいです。

で、すの打合せ直後に、新人・若手が
やるべきことを、上司から指示する。

これだと、やらされてるというより、
仕事の分担分けという認識ができます。

その工事の概要を、理解できてるので。

業者さんにしても、下打合せから
新人が参加していれば、

実際の現場で、担当してくれる人
という認識ができるので、

現場に乗り込んでからも、
コミュニケーションがスムーズになります。

 

新人現場監督を、杭工事の打合せに参加させているか

業者を交えた打合せは、
どうしてもわかってる者同士、

すなわち、所長、主任などと
業者だけで行いがちです。

しかし、
打合せというものは、ある意味
場数であったりします。

打合せを進める力や、必要情報を
漏れなく出し合う技術は、

いきなり養われません。

新人・若手現場監督を、経験が浅いから
打合せに参加させない、、のではなく

逆に、経験・知識を深めてもらうためにも、
打合せから参加させることが大切なんです。

参加することで、新人・若手は、
その工事に最初から関わることができ、

全体の概要をイメージできるようになり、
管理者の一員である、、という意識が
芽生えてくるんですね。

今回も読んでいただき、
ありがとうございました。

アーキラーニングは、若手現場監督の育成支援を通じて
建設業の未来を切り開きます。

 

 

 

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