若手現場監督の育成支援を通じて建設業の未来を切り開きます

新人現場監督には、打ち込み物は最初に教える!

藤原 眞哉
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藤原 眞哉
新人・若手現場監督育成支援 アーキラーニング合同会社 代表 現場監督として20年以上のキャリアを積む。 新人・若手の成長には早期の基礎教育が必要不可欠という信念のもと、 世界一わかりやすい基礎講座を目指している。

現場監督が管理する型枠工事

こんにちは!

新人・若手現場監督の教育・育成について
日々研究の藤原です。

また名言集からひとつ。

「忙しいと疲れたは、自慢にならん」

吉田茂の言葉だそうです。

これ、、、けっこう自分で言ってる
可能性ありですね、、忙しいと疲れた。

「忙しい、忙しい」だからこれ以上
仕事を与えないで、、なのか?

「忙しい」のは、頼りにされてたくさん
お願いされるからだよ、、と言いたいのか?

「疲れた」も、口に出してしまうと、
そこで意地や、頑張りが、緩んでしまうような、

疲れたと思っても、ぐっとこらえて言わない。

そういうやせ我慢というか、矜持というんでしょうか、
そういうものが大事ですね。

あまり軽々しく「忙しい、疲れた」と言わないように
気を付けたいです。

 

さて、今回は躯体です。

型枠工事について書いていきます。

型枠工事で新人・若手現場監督に
教えたいこと、、、

それは、

新人現場監督には、打ち込み物は最初に教える!
ということです。

そうしないと、

工程が遅れる可能性が高まる!
これは大きな問題ですね。

どうしてそんなことに
なってしまうのか?

それは、

新人現場監督は、図面読解が不十分だから!

です。

つまり、
必要なチェックができなくて、
型枠建て込みのやり直しがでてしまうってことです。

では詳しく見ていきます。

 

新人現場監督は、躯体図を完全には読み解いていない

まだ経験の浅い現場監督は、
躯体図からすべての情報を
汲み取れるわけではありません

まあ、躯体図のレベルにも左右されますが、、、

まだ頭が監督頭になっていないというか、
図面対応していません。

図面から立体的に構成したり、

作図された記号や線の持つ、
いろんな意味、、、

そういうものごく当たり前に
読み取る能力が、不足しています。

だから、躯体図の説明をさらっとして、
図面渡しても

それだけでは管理なんて
できないんです。

躯体図に対しての、まとまった
教育をしっかりしないと、

施工図で管理はできません。

そういう時間がとれないなら、
せめて躯体打ち込み物について

ひとつひとつ丁寧に
教えておかないとだめです。

そして、その打ち込み物、
例えば、手摺アンカーであったり、

サッシアンカーであったり、
ドレンや避難ハッチ、、、などなど。

どういう仕込み方、設置状態が正しいのか、

注意すべき点、どの程度の
取付寸法許容値なのか、、、

それらを事前にじっくり
教えておくんです。

でないと、職人さんが、
勝手な解釈で取り付けたり、

位置がずれていたりしても、
管理しようがないですよね。

ベテラン監督なら、肌感覚で
理解していることも、

新人現場監督には、一から丁寧に教えて
理解してもらう必要があるんです。

 

後から気づくと倍以上の時間と手間がかかる

型枠大工さんだって、図面を見落とす
可能性があります。

職長はわかっていても、若手が
仕込み忘れることだってあります。

早い段階で、監督が気づけば
それほど仕込むのに手間はかかりません

せいぜい配筋が進んできてて、
ちょっと取り付けにくい程度ですね。

これがすこーんと見落とししてて、
型枠も返してしまって、締め固めて
しまってたら、、、

型枠バラシてやり直しです。

まずひと悶着ありますね。

あとから何とか付けたらどうだ?
(職人さんの言い分)

今からバラしてたら
コンクリ間に合わないぞ!
(職人さんの言い分)

この主張に流されて、後からなんとか
しよう、、、と考えてはいけません。

仕込む物によりますが、
後施工アンカー数本打つ程度なら
ありですが、

大掛かりに躯体斫って、仕込んで、
周りをまたコンクリートを打つ、、、

そんな後施工が待ってるようなら、
品質面から考えても

絶対、その場で型枠をやり直してでも
仕込まないといけません

その程度によっては、一日やそこら、
コンクリート打設予定が延びるかも、、、です。

けっこうな大事になりますよね。

そういうことを防止するためにも、
事前にしっかり教えて、

こまめなチェックができるように
しておくべきです。

 

職人さんは、余計なことはしない

しっかり躯体図にも表記してあって、
職長も認識してて、

それでも仕込み忘れたり、取付間違いが
あったなら、

大工さんはやり直します。
しぶしぶかもしれませんが、、、。

しかし、こっちのミスで、
図面から落ちていたり、

理解できない表現だったり、
説明しないとわからないようなもの、、

その場合、打ち込み物が仕込まれない
ことがあります。

忘れるのではなく、仕込む物が
ない、、と認識されてしまうんです。

ただベテランの職人さんだったら、
ここには〇〇が普通、仕込まれるはず、、

とわかってたりして、
さらに協力的な職人さんなら、

図面にないけど、ここ、〇〇
いるんじゃないの?

と親切に言ってきてくれたりします。

でも、そういうのはマレで、
大工さんもタイトな工程のなかで
型枠建て込みしてますので、

余計なことは考えないし、
余計なことはしないのが普通です。

だから先ほどの親切な職人さんの
ようなラッキーに期待することなく、

現場監督側でしっかり
チェックしておかないといけませんよね。

 

新人現場監督には、打ち込み物は最初に教える

さらっとした説明で躯体図渡されても、
新人現場監督は、図面読解は不十分です。

そのため、打ち込み物の全容を
理解していない可能性が高いです。

そうすると、
諸事情により打ち込み物が設置されなかった場合、
早期にチェックすることができないんです。

職人さんとしても、限界まで切り詰められた
工程でやってるので、

余計なことは考えないし、しないので、

そのまま型枠工事が進んでいきます。

結果、後からやり直して打ち込み物を
仕込まないといけなくなり

最悪、工程にも影響が出てしまう
というわけです。

以上のことを、未然に防ぐためには、

最初に打ち込み物の全容を、
しっかり教えておくのがベストです。

そのうえで、現場で、都度チェックの
仕方を教えていくのがよいやり方です。

今回も読んでいただき、
ありがとうございました。

アーキラーニングは、若手現場監督の育成支援を通じて
建設業の未来を切り開きます。

 

 

 

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