あなたの指示や問いかけが、響かないのはなぜ?

こんにちは!

アーキラーニングの藤原です。
新人・若手現場監督の教育・育成について
日々研究しています。

 

習慣づけるって、ほんと難しいと実感してます。

数か月かかって習慣になったかと思ってても、
何かの原因で、中断してしまい、
なんとなく間が空いてしまう・・・

そこで、もういいや・・・となるのか、
よし、またやるか!となるのか、

その分かれ目は、能動か受動か、
つまり、自分からやろうと思ったのか、
進められてやりだしたのか、

というのがけっこう影響してると思います。

 

さて、今の話とはまったく関係ありませんが 笑

今回は上司から若手へ、
または、若手から現場の職人さんへの
指示について・・です。

あなたのその指示や問いかけが、響かないのはなぜ?

現場では毎日のように、指示が出されるし、
上司・部下の間では、説教という名の問いかけが
行われています。

それらすべてが、心に響き、
結果に結びつくわけじゃありません。

というか、ほとんど右から左に抜け、
聞いているそのときだけ、その気になってる・・・

というのがほとんどじゃないでしょうか?

でもですね、その現状に甘んじてるわけには
いきませんよね。

ひとつでもふたつでも、なんとか相手の
心に響かせ、よりよい方向へ向かってもらいたい・・

そう考えるわけです。

しかし、なぜだか真意というか、本意が伝わってない、
軽く流されてしまう・・・

それには理由があるんです。

いくつかの理由を知ることで、
指示の仕方、説教?(問いかけ)も
大きく変わります。

それでは詳しく見ていきますね。

 

その発信は、誰に向いていますか?

あなたが指示なり、問いかけなり、説教なり 笑
行うときに、誰に向いてやってますか?

ということです。

え?目の前にいる部下ですよ!
え?朝礼に集まってる職人さんたちに対してですよ!

そういう言葉が返ってきそうです。

たしかに、
向いているのはその人の方かもしれません。
でも、それは声を発してる方向だけを
言ってませんか?

顔は、目線はどこを向いてますか?

いや、顔が向いてなければ
声すら相手に向かってないかもしれません。

例えば、
先輩や上司が、若手に話すとき、
何か書類を見ながら、
または自分の仕事をしながら話してませんか?

上司「おい、あれどうなってるんだ?」
  (顔はパソコン向いたまま)
部下「ええ、こうでこうでああなってます。」
上司「ほんとか?ちゃんと確認しとけよ。」
  (最後までパソコン見たまま)

といったことを、部下の顔も見ずに
やっていたら、

はたして部下は、正しく素直に
上司の話を聞くでしょうか?

『ああ、はいはい、いつもの
 説教ね』

ぐらいの感覚かもしれません。

別の場面、現場の朝礼で、

若手「今日の現場の危険個所は〇〇です。
   今日の重点安全項目は△△です。」
職人たち「・・・・・」

若手が、手元のボードや、配置図ばっかり見て、
一向に職人さんたちの顔を見なかったら、

何か言ってるね、そうだねー

ぐらいの意識ですよね。

では、具体的にどうするか・・・

 

顔を向けて話されると、自分事になる

それは、
相手を見ながら話す!
ということです。

なんだ、そんな簡単なことか・・・
と、思いますよね。

でも、単純ですが効果的です。
というか、必須です。

話している相手を見ないということは、
この話は、必ずしも自分に対してではない
それほど重要なことではない・・・

そういう判断をされてしまいます。

極端に言えば、

大きな声で、独り言をつぶやいている現象
と捉えられるんですね。

だとしたら、聞く側も
真剣にはなりません。

これが、顔を見て話されたら、
もう自分に向かって言っている
絶対思いますよね。

多人数に対しても、ひとりひとり
目を合わせていくことをすると、

実際には全員と合わせなくても、
目線の方向の人たちは、

自分の方を見たと感じ、

これは自分に関係することなんだ、
という気がします。

顔を向けて話すというのは、
それほど重要なんです。

そして、
目に見える、表面上の
誰に向かって話しているか、

とは別に、もうひとつ
重要なことがあります。

それは、

 

誰のために発信しているのか

それは、
誰のために発信されていますか?
ということなんです。

その話している相手のために
決まってるでしょ?

なるほど、
本当にそうですか?

上司にこう言えと指示されたから、
話してるだけではありませんか?

そういうルーティンだから、
話してるのではないですか?

つまり、
自分のためだけになってませんか?
ということを言ってるんです。

例えば、
「今日の危険ポイントは〇〇です。」
と、朝礼で発信するとき、

職人さんたちにケガをさせない!と思ってますか?
全員に確実に伝える!と思ってますか?
そもそもあなたは、危険だと思ってますか?

本当に相手のために、伝えなければならない、
これは、あなたたちにとって、本当に
重要なんですよ、と理解させたい。

発信者がそういう思いを持っていないと、
その内容は、形式的な朗読になってしまいます。

朝礼でも、ただの儀式となって、
そもそもの意味はなくなってしまいます。

そうならないために、
誰のための発信なのか、
そこをしっかり認識しておかないと
伝わらないんですね。

 

まとめ:あなたの指示・問いかけが、響かないのはなぜ?

上司や先輩から、部下、若手に対して、
監督から、職人さんたちへ・・

毎日、いろんな指示や問いかけ、説教が
発信されます。

でも、いまいち伝わりきってない、
どうも相手がピンときていない・・・

相手に響かないのはなぜか?
ちゃんと理由があるんです。

それは、
相手を見て発信していない!
相手を思って発信していない!

ついつい日常のお決まり事で、
このような大事なポイントを
すっ飛ばして発信しているかもしれません。

そもそも発信するのは、
伝えなければならない!
という強い動機があるはずなんです。

口からコトバを出して終わりじゃないんですね。
出たコトバがどうなっていくか・・・
相手にたどり着いたのか?
そこが大事なんです。

その根本を忘れず、独りよがりの
発信にならないよう、
意識していきましょう!

 

今回も読んでいただき、
ありがとうございました。

アーキラニングは、若手現場監督の育成支援を通じて、
建設業の未来を切り開きます!

 

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