人材育成の目的を新人・若手に伝えてますか?

こんにちは!

新人・若手現場監督の教育・育成について
日々研究の藤原です。

「決断とは、目的を失わない
 決心の維持にほかならない。」
ドワイト・アイゼンハウアー 元アメリカ大統領

目的達成を阻害する、
多くの迷いや、誘惑がありますよね。

なんとしてでもやり遂げるためには、
それらを切り捨て、突き進むんだ!という

決意が必要です。そして、それは1回ではなく、
心を決め続けるという継続が必要なんですね。

 

今回は、育成・その他テーマです。

人材を教育・育成することは、
会社にとって重要です。

では、その目的は
何ですか?

あなたが、自社の新人・若手を
育成しようと思っているとして、

それは何のためなんでしょうか?

今回伝えたいこと、

それは、

人材育成の目的を、新人・若手に伝えてますか?

ということです。

育成目的を伝えず、
ただ教育・指導だけを行うと、

期待するほど成長しない!
という結果になりがちです。

その理由は、


想像してくださいね


想像できないものにはなれない!
からです。

なんと抽象的な!
と、思ってますよね。

はい、説明していきます。

 

目的によって手段が変わる

ひとくちに育成といっても、
何を、どこを目指すかで、やり方が違ってきます

例えば、Aさんが、
英語が上達して、TOEIC800点を取りたい、、
という目標を立てたとします。

※TOEICとは、国際コミュニケーションのための
 英語力測定試験のことです。

Aさんは、TOEICの問題集をガンガンこなして
上達しようとがんばります。

では、Aさんの英語上達の目的は
何なのか、よくよく話を聞いてみると、

海外旅行で、現地の人とざっくばらんな
コミュニケーションをとって、仲良くなりたい

という目的だとわかりました。

だとすれば、
問題集を解くという勉強法は
どうなんでしょうか?

これが、国際的な商社に属していて、
昇進の条件がTOEIC800点であるなら、

昇進するという目的達成のための
努力としては間違ってません。

でも現地の人と英語で会話を楽しみたい
という目的なので、

とるべき上達の手段は、
英語を使った会話の練習、
例えば英会話などが正解となります。

このように、英語の上達といっても
目的が違えば、手段も変わるということです。

 

経営者の望みが目的に反映される

自社の新人・若手を育成するとき、
そこには、経営者の望みが反映されます

つまり、
会社の利益を増やしたい、
だから〇〇な人材になってほしい、、とか

会社をどんどん大きくしたい、
だから、△△な人材に育ってほしい、、とか

前者と後者では、違った人物像となりますよね。

その時の、経営者、社長の考え方、
会社をどうしたいのか、

どういう方向へ進みたいのか、

それらの要素によって、
育成の目的は、というか、

育成における、教育・指導のポイントの
比重のかけ方
少しずつ変わってくるんです。

 

育成の目的を伝える

育成のために、
教育や指導を行います。

知識やノウハウといった、
仕事のスキルを習得することが

成長には必要ですが、
それだけでは不十分です。

仕事、会社に対しての思いや、
さまざまな判断を下すための基本的な考え方を
身につけることが大切です。

それらは、会社ごとに少しずつ色が違います。
そして、育成の目的によって、

伝えるべき考え方も変わります。

目的、つまり、そうなってほしいという状態を

まず最初に決めて、それを伝えないと、
正しい方向に育成できないってことです。

同じ成長させる、という目的でも、

成長した結果、幹部として会社を引っ張ってほしいのか、、
成長した結果、一人立ちしてもらい、自分の会社を
       作ってもらいたいのか、

両者はまったく違う成長した姿ですよね。
まあ、極端な例ですが。

要するに、
育成したい側と育成される側、
両者が、同じ目的を見ていないと

同じゴールに到達できないんですね。

特に、育成される側、
新人・若手にとって、

会社が望む姿、人物像、
それらを具体的に想像できるようにすべきです。

経営者・社長の頭の中だけに
しまっておいてはいけません。

想像できないものには、
決してなることはできないんです。

 

人材育成の目的を、新人・若手に伝える

社内教育や、研修によって、
新人・若手を育成することは

会社のためにも重要であり必要なことです。

しかし、
教育・指導を行って、ステップ毎の目標到達
だけを見ていてはいけないんです。

何のための教育なのか、
スキルを上げることが目的じゃないんです。

それが目的だと思ってしまえば、
思ったほどの成長はありません

というより、
経営者が望んでいる姿へは向かっていないかも
しれません。

必要なのは、
経営者が望むこと、何のために成長してほしいのか
それを正しく伝えること

そうすることで、新人・若手は、
具体的な達成像を想像できるので

そこに向かって成長できるようになります

今回も読んでいただき、
ありがとうございました。

アーキラーニングは、若手現場監督の育成支援を通じて
建設業の未来を切り開きます。

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